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手「A!!」
「皆!!今日は来てくれてありがとう！」
小「どういたしまして。もう目に涙溜めちゃって。」
そう言って服の裾で目元に溜まった涙を拭ってくれた。
加「金賞おめでとう！かっこよかったよ。」
増「うん。Aが光って見えた！」
「ありがと！」
増「ねぇ、Aちょっといい？」
「うん？」
増「ここじゃあれだから…」
「分かった。」
小「お、もしかして？」
加「そのもしかしてだな。」
手「まっすー頑張ってね！」
増「おう！」
頑張るって何を頑張るんだろう。
外にあるベンチに出てきた。今、衣装だからちょっと肌寒いな。
手を摩っているとまっすーが上着を掛けてくれた。
増「俺の匂いするかもしれないけど、我慢してね。」
「ありがとう。でも、まっすー寒くない？」
増「ほら俺暑がりだから！」
「お言葉に甘えて借りるね。」
増「おう！」
しばらく沈黙が続いた。
増「あのさ、前に言った事覚えてる？」
「ん？」
増「俺がAの事好きって言ったの覚えてる？」
「うん。」
まっすーに告白されてから1日も考えない日はなかった。
告白されてからは今まで以上に意識しちゃって緊張する事も多かった。
まっすーといっぱいお出掛けして日に日にまっすーの事が好きになっていった。
でも、まっすーはアイドルだし私みたいな一般人が付き合ってもいいのかという事をずっと考えてきた。
増「俺、今Aが何考えてるか分かるよ？」
「え？」
増「俺がアイドルだから私みたいな一般人が付き合ってもいいのかなとか考えてるんでしょ？」
「すごい当たってる。」
増「でしょ？だって今までずっとAの事見てきたんだもん。
でもねA…」
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作者名：あいすくらいまー | 作成日時：2020年3月3日 20時
