39 ページ39
あれからリハビリをこつこつ頑張ってギプスも取れ、今はサポーター。
でも松葉杖がないと歩けない状態。
ダンス部の練習にはちょくちょく顔を出しているけど、いざ目の前にすると自分は地区予選に出られないという実感が湧いてくる。
愛「A!!今日も来てくれたんだ!!彩菜ちゃんがAに聞きたいことがあるって言ってたから良かった。」
「ねぇ、愛美やっぱり私部長なんて…」
愛「またその話？その話は前も言ったけど、皆がAが部長がいいって言ってるの！
それに全国大会までにはその足も治ってるでしょ？
全国までの切符は私達が取ってくるから！ね？」
「うん。」
私は地区予選までには部活動を再会できない。
地区予選に部長が負傷して大会に出れないなどみんなに申し訳ないと思って
愛美に部長を変わってもらうようにお願いした。でも、部員の皆は私に部長でいて欲しいと言ってくれたので今も私は部長をしている。
彩「A先輩。今、お時間いいですか？」
「うん！大丈夫だよ。どうしたの？」
彩「はい、実はここの振り付けが…」
この子は3回生の彩菜ちゃん。私はこの子を次の部長にと思っている。
そして私があの日庇った子。彩菜ちゃんはそれを本当に申し訳ないと思っていてくれているらしく、私がいない分も動いてくれている。
彩「ありがとうございました！」
「はーい。練習頑張ってね！」
彩「はい！」
よし、ちょっとだけ練習見ていこうかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいすくらいまー | 作成日時：2020年3月3日 20時
