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「次の日学校に行くとなぜか私が真央を殺した事になってた。

前日まで普通に話していた子も突然態度を変えた。

でも真央のお父さんだけは私の事を信じてくれた。」






慶の方を見ると目にいっぱい涙を溜めていた。



まるで自分の出来事のように悲しんでくれている。



私はそっと慶の目に溜まっている涙を拭った。






「ちょ、なんで慶が泣いてるのよ。」



小「だって…Aがそんな辛い過去を背負ってるって気付いてあげられなかった。」



「でもこうして今、慶が私の過去を聞いてくれたでしょ?」



小「ねぇA泣いていいよ。」



「え?」



小「Aさ、まだ真央ちゃんが亡くなってから1度も涙を流してないでしょ」






確かに慶の言う通りだ。私は真央が死んでから1度も涙を流していない。



真央のお葬式の時も私は泣けなかった。






小「辛かったよね。でももう大丈夫だよ。

これからは俺も一緒に背負うから。」






涙が零れた。慶が私を宥めるように背中をさすってくれるから私は声をあげて泣いてしまった。






小「落ち着いた?」



「うん。ありがとう。慶。」



小「どういたしまして。

そうだ。Aこれだけは覚えておいて。」



「何?」



小「君は1人じゃない。」



「うん?」



小「俺もいるし、NEWSの皆もいる。

真央ちゃんだっていつもAの事を見守ってくれてるはずだよ。」



「ありがとう。」



小「俺の過去の話は明日にでも話そうかな。

今日はとりあえず寝よっか。また怖い夢見たら起こしていいからね?

てか、起こしてね?」



「うん。おやすみ。」



小「おやすみ。」






慶は私をもう一度抱きしめてから眠った。



その腕は朝まで離される事はなかった。

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みうら るなり - おもしろかったです!すごく素敵なお話で感動しました♪ (2020年2月18日 17時) (レス) id: 1bc5e3a4e1 (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - あいすくらいまーさんの作品、ほとんど読ませてもらってます!これからも頑張ってくださいね! (2020年1月25日 19時) (レス) id: a0576c77e8 (このIDを非表示/違反報告)
彩夜姫 - この小説大好きです!続きが気になります!頑張ってください! (2020年1月25日 8時) (レス) id: 2d78803305 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいすくらいまー | 作成日時:2020年1月14日 21時

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