両思い ページ33
一「胸なくても身長低くても表情筋死んでても運動できなくても、、、
お前は人一倍努力してるだろ?俺はそれを知ってる。
胸と身長のためにきなこ牛乳飲んでるのも知ってるし、毎朝鏡の前で笑顔の練習してるのも知ってる
毎日ストレッチをしてらのも知ってる。そういう努力家なところが好きだ。
あと、、、優しいところが好きだ。人の気持ちに寄り添える、、困った人に手を差し伸べる、、そんなところが好きなんだ。」
なぜ知ってるんだ。怖いんだけど、、、
まぁ今に始まったことじゃない、、、こんな所もひっくるめて僕はこの人が好きなんだ。
『双六先輩は、、、
顔が怖くて乱暴で言葉遣いが悪くて愛情表現が少し歪んでてでも変な所がドライで何故か僕のことを知りすぎてて怖いですけど、、、
仕事熱心で、、誰よりも僕の事思ってくれる所が大好きです。』
一「え?」
『ん?』
一「今、、好きって、、、」
『、、、好きですよ?』
一「だから俺の好きはそういう好きじゃねぇって、、、何回言わせれば気が済むんだよ」
((ぷっちん☆
は、はぁーーーーー!?
今僕かなり勇気出して言いましたけど!?なんで気づかないかなー!?
『プイッ))、、、もういいです。知りません。』
そっぽをむくと頭上で堪えたような笑い声が聞こえた。
一「悪ぃ、、、可愛くてつい、、、」
騙された?
『やっぱり前言撤回です。嫌いです!!意地悪な人嫌いです!』
一「悪いって、、、これで許してくれ」
ん?と思った次の瞬間、、目の前に双六先輩の顔、唇に柔らかい感触。
、、、ゑ?
やっぱり、、、慣れないものだな。まぁまだ2回しかしてないから当たり前といえば当たり前なのだが、、、
でも、、、なんかすごく満たされた気持ちだ。
一「許してくれるか?」
『し、かた、、ないですね、、、』
双六先輩の両手が僕の頬をつかみ、また顔が近づいてくる
慌てて口を抑え
『風邪、伝染りますよ、、、』
一「大丈夫だ。お前と違って頑丈だからな。」
あぁ、確かに、、、
どうしよう、、、拒む理由がなくなってしまった。
恥ずかしいけどゆっくりと手を退けると、すぐに双六先輩の唇で唇を塞がれた
その後舌を入れようとしてきた双六先輩に人生初のガチビンタをかましたのは別の話だ。
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作者名:賢者。おぱんてぃ | 作成日時:2018年12月19日 1時