【おまけ】メリークリスマス ページ26
な、なんか悪寒がする、、、
きっとこんな寒そうな格好をしているからだ。
どうせ誰にも会わないし、、、なにか羽織ってもいいはずだ
ベッド用のシーツを羽織っててるてる坊主になりながら植物達に水と肥料をやる
と、恐らく悪寒の原因であろうお方が来なさった←
一「うふふイベントはここか」
『お引き取り下さい。』
そんなの無い。うふふイベントなんてない。
一「俺が三鶴に渡したサンタ服はどうした?見せろ。」
『着てますけど寒いので嫌です』
しかも露出が多いから普通に嫌だ。
寂しい胸を主張してるみたいで悲しい。どうせ神八さんや看守長さんと比べ物にならない断崖絶壁ですよーだ。
双六先輩からぷいっと顔を背けて水やりを再開する
と、耳元で双六先輩の低い声が聞こえた
一「色羽。
サンタ服ごとそのシーツ剥がされるかサンタ服をちゃんと見せるか、、、どっちがいい?」
逃げる、、、という選択肢が頭に浮かんだ瞬間に肩に手を置かれたため
秒でシーツを脱いだ。
しかし勢いが無くなってよーく考えたら普通に恥ずかしい。
一「やっぱり俺が選んだだけあるな。似合ってる。」
『そうですか。』
きっと真っ赤に染っているであろう顔を見られたくなくて俯く。
でも、、、褒めてもらった。嬉しいな、、、。
一「なぁサンタさん
プレゼントくれよ。」
『え?』
なんでその事を、、、。
いや、嘘だろ。
しかし事態はもっと恐ろしい方向に進んだのだった。
双六先輩が僕の帽子をとり、頭に緑に赤いラインのはいったリボンを結んできた
一「お前がいい。」
『意味がよく、、、』
一「プレゼントはお前がいい。」
それってアレじゃないの?カップルがよくやるプレゼントは私♡♡みたいな
何故ご指名されているのだろうか。しかも付き合ってないのに。
『あっ、の、、プレゼント、、、』
一「まさか断らねぇよな?サンタのくせにプレゼント用意してないわけないもんな?」
『あわわわわ、、、』
目が怖い目が怖いよ
どうせプレゼントなしとか言ったらお仕置きだとか言ってセクハラされるんでしょ!?
『わかりました!!プレゼントあげますよ!』
一「えっ」
『だから、、、あげますって
着いてきてください』
14人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:賢者。おぱんてぃ | 作成日時:2018年12月19日 1時