ファースト ページ17
藻掻く事さえせずにただただ沈んで言っていると、目の前に誰かが現れた
ぼやけててよく見えない、、、けど、、、配色的に双六先輩だ。
双六先輩は僕を抱き寄せ、そして口付けた
、、、口付けた!?
状況を理解して目を見開くと、口の中に空気が入ってきた
あぁ、、、人工呼吸か。
双六先輩はそのまま僕を消えながら泳ぎ、浅瀬になった所で僕を姫抱きして運び、砂浜に寝かせた。
犬士郎「色羽!?」
猿門「どこ行ってたんだよ!?って、、、
何があった!?」
一「溺れてたから助けてやったんだよ
ったく、、、少しは足掻けよ!!大人しく沈んでんじゃねぇ!!」
『、、、絶対死んだと思いました。あり、、、ありがっ、、、((カァアアアッ』
さっきの出来事を思い出す
僕あれファーストキスだったんだんだよ!?
ファーストキスが人工呼吸とか、、、ロマンもクソもない。
初めてのキスは好きな人といい雰囲気でしたかったのに、、、
照れたり拗ねたりを繰り返していると、頭に手が置かれた
一「気にすんな。あぁしないと危なかっただろ。ノーカンだノーカン。」
、、、、、、。
は、はぁ〜〜!?人のファーストキス奪っといてノーカンだと!?
双六先輩は経験豊富だろうから今のなんてキスのうちに入らなかっただろうけど、、、僕は大事な大事なファーストキスだったんだぞ!?
てっきり「ファーストキスだな」とか言ってくるかと思ってたが思ったより淡白なんだぁ〜?
まぁ経験豊富そうですしー?恋愛にも慣れてそうだから動揺もクソもないんでしょうけどー?
あぁよかった!!血迷って付き合っても悪くないかな〜とか思う前に冷めて!
僕は、、、僕だけを、、僕だけを好きになってくれる一途な人がタイプなんだ。双六先輩なんて論外だ論外!!
どうせ僕のことなんて遊びなんだ。双六先輩カッコイイから誘いを断る僕が少し珍しくてちょっかいかけてるだけなんだ。
おちたらポイする気だったんだな。
まぁ僕みたいなちんちくりんが双六先輩みたいな強面イケメンに好かれるなんておかしいとは思ってたんだ。
犬士郎「色羽!?大丈夫なのか?怪我はないか?」
『、、、大丈夫です。』
猿門「水着、、着てたんだな
そのっ、かわ、可愛いぞ!!すごく!」
『ありがとうございます』
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作者名:賢者。おぱんてぃ | 作成日時:2018年12月19日 1時