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「そだ。ねーねートレイくん、アレやってよ。」
半分ほど食べ進めた時に、ケイトがハッとしてトレイに何かを依頼する。
「アレ？…あぁ、アレか。」
トレイは一瞬何か考えたのち、アレが何かわかったようで、くすりと笑った。
しかし、そんな隠されて言われると、
「アレって？」
気になってしまう。
エースは一度フォークを置いて問いかけた。
すると、トレイはニヤリと笑い、
「お前たち、好きな食べ物はなんだ？」
と突然問いかける。
「オレは、チェリーパイとハンバーガー。」
「オレ様はツナ缶なんだゾ。あとは、チーズオムレツと、焼いた肉と、プリンと…」
「強いて言えば、オムライスですかね。」
「ふっ。」
上から、エース・グリム・デュースと答えていく。
少女は、デュースの＜オムライス＞を聞いて、さっきのヒヨコの下りを思い出し、クスっと笑いを零した。
それに気が付いたデュースが少しムスッとして少女を睨む。
「ごめんって、デュース。私は…ケーキで言うならガトーショコラが好きです。」
少女は藩笑いで答えた。
最後に、
「オレは、ラム肉のグリル・ディアボロソースかけ。」
いや、お洒落な料理名が出てきたぞ。こんな回答をしそうな人は一人しかいないな。
ケイトがが答えると、＿
「それじゃあ、いくぞ。…『薔薇を塗ろう！＜ドゥードゥル・スート＞』」
と声を上げる。
魔法の言葉の様なものなのか、トレイがそう言うと少女たちの目の前のタルトがキラリと光った。
「…？これは？」
しかし、光っただけで見た目は何も変わらない。
デュースは首を傾げトレイを見る。
「では、マロンタルトをもう一口どうぞ。」
デュースの顔を見てトレイはくすりと笑い、少し自慢げにタルトを勧めた。
少女たちは少し疑問を抱いた顔をしながら、パクっとタルトを口にすると・・・
「ん？んんん？これは…マロンタルトなのにチェリーパイの味がする！」
「ツナ缶の味だ！…おわっ、今度はチーズオムレツ！鶏肉のグリルに…プリンの味なんだゾ！」
「…ガトーショコラだ。」
エース・グリム・少女がタルトを一口食べると、何とその味が変わっていた。
それも、先ほど答えた好物の味に。
少女は目を輝かせて、トレイを見る。
「面白いでしょ？コレ、女の子とお茶するときに鉄板でウケると思わない？」
何故かケイトが自慢げに話す。
お前は女の事の事しか考えとらんのかい。
少女は少し苦笑いを浮かべた。
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
