残夢追悼歌 ページ9
急に地下牢に響いた女子生徒の声に、生徒達は一斉に彼女に視線を向けた。
隣で調剤していたロンは、｢スネイプにたてつくなんて、勇気がありすぎだよ｣とぼそりと呟いた。
｢……ミス･スチュワード。今すぐにその大口を噤み、既に茹で上がっている角ナメクジを上げなければ、これが貴様の元に飛んでいくぞ｣
セブルスは教卓に置かれた分厚い本に視線を向けながら言った。
Aが鍋を見てみると、確かに既に角ナメクジは茹で上がっていて、所々が変色しかけていた。ハーマイオニーもこちらに気を取られて気づいていなかったのか、急いで角ナメクジを取り出す。
｢ごめんなさいA。私全然気が付かなかった｣
｢いいんだよハーマイオニー、私もだから｣
困ったように笑うハーマイオニーに同じように微笑み返した後、Aはまだ続ける。
彼女に、分厚い本を飛ばされる恐怖はないようだ。
｢私は多分、ここにいる大半の生徒の意見を反映していると思います。ハリーを責めるより、しっかりと予習をこなしてきたハーマイオニーを認めてあげるべきじゃないんですか？こんなに可愛いハーマイオニーを落ち込ま…いたっ！｣
最後の言葉を言いかけているところで、顔を赤くしたハーマイオニーに足を踏まれた。
セブルスはいつものしかめっ面をより酷くして、Aを見ていた。グリフィンドール生は減点確定だ、と溜息をついている。
すると、セブルスは宣言通りに教卓の上の本を、杖を振って飛ばしてきた。ハーマイオニーは悲鳴をあげて頭を抱えた。
――待って、普通に顔狙ってきてるし…！
目を瞑りたくなるのを我慢して、Aは凄い勢いで向かってくる本に呪文を唱えた。
｢エバネスコ！｣
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まのじぇに(プロフ) - ベルモットさん» 引き続き読んで頂きありがとうございます！夢主ちゃんにはまだまだ本人も知らない秘密が眠っているので、それが明かされていく過程も楽しみにしていてくださいね♪ (2019年9月6日 18時) (
レス) id: b42c29f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 拝読させて頂いています。ベルモットです。ハリーポッターシリーズは以前から好きだったので自然と興味が出ていました。夢主が冷静で獅子寮でも純血なのでスリザリンの目の敵で、凄さがありますね。 (2019年9月6日 12時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ess(プロフ) - アケメネスさん» 圧倒的感謝…！！この物語は99%が妄想でできてるんです、文章力なんてないんです(´；ω；｀)でも嬉しいお言葉ありがとうございます！これからも頑張ります(≧▽≦) (2018年3月15日 13時) (レス) id: fe1d712b38 (このIDを非表示/違反報告)
アケメネス(プロフ) - 好きだ、、、めちゃくちゃ好きです、、、。素敵な物語をありがとうございます。文章力、想像力、全てにおいて尊敬です！！続き楽しみに待ってます。 (2018年3月15日 10時) (レス) id: ba4ae53b18 (このIDを非表示/違反報告)
ess(プロフ) - 名無し37805号さん» そう言っていただけて嬉しいですー！｡ﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟ｡更新頑張りますね！(*^^*) (2017年9月19日 6時) (レス) id: 6d83731746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まのじぇに | 作成日時：2017年8月21日 10時
