サイレンシング･チャーム ページ21
Aが横から口を挟めば、ロンはそんなわけあるか、と首を横に振る。
｢本当の魔法使いじゃない、子供同士の決闘で死人なんて出るもんか。君とマルフォイならせいぜい火花をぶつけ合う程度だよ｣
｢あのマルフォイ…？とかいうの、何、スリザリンなの｣
｢ああそうだよ。何かある度に僕達に突っかかってくるんだ｣
｢Aがお気に入りってのもあるみたいだけどね｣
ハリーの言葉に、ディオンがAと視線を合わせれば、｢どうやらそうみたい｣と眉をハの字にした。
どうやらディオンとロン、ハリー、ハーマイオニー…は分からないが、Aが授業に連れていったおかげで大分打ち解けたようだ。
｢ちょっと、失礼｣
ハーマイオニーの声がしたのでAとディオンが振り返ると、そこには不服そうな顔をした彼女が立っていた。
｢…全く、ここじゃ落ち着いて食べることも出来ないのかよ｣
ハーマイオニーはロンを無視してハリーに話しかける。
｢聞くつもりはなかったんだけど、あなたとマルフォイの話が聞こえちゃったの…｣
｢聞くつもりがあったんじゃないの｣
ロンが小さく呟いた。それを鬱陶しそうに睨みつけて、ハーマイオニーは続ける。
｢夜、校内をウロウロするなんて絶対ダメ。もし捕まったらグリフィンドールが何点減点されるか考えてよ。捕まるに決まってるわ。全く、なんて自分勝手なの｣
｢大きなお世話だよ｣
｢ほっといてくれ｣
――お互いに物の言い方というのはあるだろうに。嫌な雰囲気だ。
互いに暫く睨み合いが続いた後に、ハーマイオニーはどこかに行ってしまった。ロンはあからさまに顔を顰めてハリーと顔を見合わせる。
Aはディオンのローブの裾を引っ張ると、さっさと寮へ戻って行った。
前々からハーマイオニーとあの2人は良い関係とは言えなかったが、さっきの件でその溝は更に深まることになりそうだ。ハーマイオニーの言い分が明らかに正しいけど、そっちをフォローして彼らとの関係を断ち切ることなどしたくない。
関わらないのが一番だ。
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まのじぇに(プロフ) - ベルモットさん» 引き続き読んで頂きありがとうございます！夢主ちゃんにはまだまだ本人も知らない秘密が眠っているので、それが明かされていく過程も楽しみにしていてくださいね♪ (2019年9月6日 18時) (
レス) id: b42c29f2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 拝読させて頂いています。ベルモットです。ハリーポッターシリーズは以前から好きだったので自然と興味が出ていました。夢主が冷静で獅子寮でも純血なのでスリザリンの目の敵で、凄さがありますね。 (2019年9月6日 12時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ess(プロフ) - アケメネスさん» 圧倒的感謝…！！この物語は99%が妄想でできてるんです、文章力なんてないんです(´；ω；｀)でも嬉しいお言葉ありがとうございます！これからも頑張ります(≧▽≦) (2018年3月15日 13時) (レス) id: fe1d712b38 (このIDを非表示/違反報告)
アケメネス(プロフ) - 好きだ、、、めちゃくちゃ好きです、、、。素敵な物語をありがとうございます。文章力、想像力、全てにおいて尊敬です！！続き楽しみに待ってます。 (2018年3月15日 10時) (レス) id: ba4ae53b18 (このIDを非表示/違反報告)
ess(プロフ) - 名無し37805号さん» そう言っていただけて嬉しいですー！｡ﾟ(ﾟ＾ω＾ﾟ)ﾟ｡更新頑張りますね！(*^^*) (2017年9月19日 6時) (レス) id: 6d83731746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まのじぇに | 作成日時：2017年8月21日 10時
