【ハリーポッター】楽しいひと時を。 (ページ9)

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第六話『組分け帽子』ページ9

あの子可愛い…

どこの寮かな？

あちこちからそんな声が聞こえる

ハリーは少し顔を歪めた

言われている張本人の事が、好きだから

…まぁ、本人は気づいていないみたいだが

「ハリー！空がすごいよ！」

「空？…わぁ、ホントだね！」

「A、空じゃなくて天井よ」

「ハーマイオニー！…天井？」

「魔法で夜空みたいに見えるだけ」

「そうなんだ…物知りだね！」

「『ホグワーツの歴史』という本に書いてあっただけよ…///」

「今度読んでみよっと！」

皆がダンブルドアの前に集まる

Aは前に祖父が居ることが

何だか恥ずかしくてハリーの後ろに隠れた

「はい、ここでお待ちなさい。
　では、儀式を始める前にダンブルドア校長からお言葉があります」

「…ん、A？隠れてどうしたの？」

「ううん、大丈夫！」

ダンブルドアが話していた間

Aは胸が苦しくなってたまらなかった

それは、祖父が居て照れくさかったのか

それとも…

「それでは、組分けを始めます」

マクゴナガル先生の一言で

色々なところから期待の声が聞こえる

Aはずっとぷるぷると震えていて

ハリーとロンはその姿を見て悶えていた←

「ハーマイオニー・グレンジャー！」

「！…どうしよう」

「だ、大丈夫だよ、ハーマイオニー…！」

「ふふ、A緊張しすぎ」

ハーマイオニーはその後

グリフィンドールに決まり、席へ向かった

Aのお陰で緊張が少しほぐれたようだ

「ドラコ・マルフォイ！」

「！…A、君と一緒の寮になれるといいな」

「ドラコ！うんっ！」

ニコッと可愛く微笑むA

その笑顔にホグワーツ全生徒が頬を染め俯いた

ドラコも顔を赤くしながら組分け帽子のもとへ

「スリザリン！」

「…？ロン、帽子被ってなかったような…」

「あぁ、父親もスリザリンだしね」

「あ、そうなの？ロン物知りだねぇ…」

「や、闇の魔法使いに落ちたのは皆そう！///」

「へぇ…」

その時、ハリーはとある人物と目があった

傷跡が痛み、何だか嫌な予感がした

「ロナルド・ウィーズリー！」

次はロンが壇上へと上がっていく

すぐに決まり、グリフィンドールになった

「ハリー・ポッター！」

「…っ！」

「ハリー、大丈夫だよ」

ハリーはスリザリンとで悩んでいたが

結局グリフィンドールへ

そして残ったのは、A。