【ハリーポッター】楽しいひと時を。 (ページ3)

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第一話『新しい船出』ページ3

朝日が眩しい。

目をしぱしぱさせながら起きた

一人の少女がいた。

名前は、A・フェレール

彼女は後に、有名になる

一人の少年の側にいることで。

「んー！！…今日も、天気がいいなぁ」

腕を伸ばし伸びをしたあと

着替えをし、部屋の外へと向かう

その時

ガチャ

「わぁっ！…って、おじいちゃんか」

「おはようA。機嫌はどうかの？」

「機嫌はいいよ、おじいちゃん」

「そうか、ならよかった。ご飯にしようか？」

「うんっ！」

Aの隣で微笑む白髪の老人。

名はアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア。

長いので、ダンブルドアと呼ぼう。←

彼は偉大な魔法使いであり

Aの実の祖父である

ご飯を食べた後、Aは自室に戻り

学校へ行くための支度を整える

Aは今年から、ホグワーツという

魔法学校に通う事になった

本当ならば、その学校の校長である

ダンブルドアと共に行くはずなのだが

甘やかし過ぎ！とAが怒っていたので

仕方なくダンブルドアが許していた

(その後項垂れていたダンブルドアをホグワーツの先生が宥めていた)←

「A、服は持ったかの？杖は？制服は？」

「もう！おじいちゃん、大丈夫だってば！」

「…Aは大切なわしの孫じゃ。心配もする」

「…おじいちゃん」

「少し過保護かもしれんが、許してはくれんかの？」

「うんっ！おじいちゃん大好き！」

ダンブルドアに抱きつくA。

ダンブルドアも微笑み、頭を撫でた

9と4分の3番線には生徒がまばらに集まっていた

それぞれが家族との別れを惜しみ

そして応援し笑顔で別れていく

その者達にはあまり興味がないAは

すたすたと汽車の中に乗り込む

本当は興味がないのではなく、ただ寂しいのだ

「ふぅ…」

入って近くのコンパートメントに入る

外を眺めてみると、だんだんと人が増えてきた

その中に、目立つ四人の赤毛の人達

「みんなそっくり…兄弟なのかな」

そう眺めていると、その中にいた

双子の人達と目があった

双子の人達はAを見た途端に

我先にと汽車に入っていく

だが、一番小さな赤毛の子が誰かを連れて

先に入ってしまったようだ

その様子が何だか面白くて

クスクスと笑っていると

「あの…入ってもいい？他に空いてなくて」

…事の発端の二人が来たようだ