【ハリーポッター】楽しいひと時を。 (ページ14)

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第十話『飛行訓練』ページ14

ハリーは納得していた

ロンもだ

挙句の果てにはハーマイオニーまで

何をか？

誰もAを咎めない理由である

あのスネイプでさえ、怒らなかった

むしろ得点を与えたのである

その理由はお分かりだろう

Aが可愛く、そしてまた美しいからである

まるで女神のように。

「いよいよ飛行訓練です！」

「で、出来るかなぁ…」

「大丈夫よ。貴女ならきっとね、A」

「ハーマイオニー！…うん、頑張ってみる」

箒の横に立ち、上がれと言っても

箒は上がらない

やっぱりダメなのかな…そう思っていると

「A！？」

「？どうしたのハリー」

「Aが浮いてる…！」

「えっ！？あ、本当だ！なんで！？」

「ハーマイオニー、君分かるかい？」

「分かるわけ無いわよ、こんなこと…」

その様子に皆が見とれる

まるでホグワーツに舞い降りた

天使のように見えたから

Aに気づいたのか、フーチ先生が

駆け寄ってくる

「Ms.フェレール！どうしたのですか！？」

「わ、分かんないです私にもー！」

「A！上がれって思って上がったのよね？」

「うん…ハーマイオニー、それが何なの？」

「じゃぁ…下がれって思ってみて」

「う、うん」

Aは頭の中で

『下がれ』

そう念じた。

「あ、お、降りれた…」

「Ms.フェレール、これは狙った事では？」

「ありません！」

「ならよろしい。授業に戻ります」

「はいっ」

にこっと笑うA

フーチ先生は鷹のように釣り上がった目を

三日月の形に細めた

「じゃぁ私箒乗れないのかな…」

項垂れるA

それもそのはず。

Aはクィディッチの試合が大好きで

いつか自分もあんな風になりたいと

ずっと願っていて、今回の飛行訓練を

楽しみに待っていたのだから。

「A、大丈夫だよ」

「！…ハリー」

「Aならきっと乗れる様になるよ」

「…うんっ！」

その間ロンは箒は上がったのだが

顔面にクリティカルヒットし

とても痛がっていた。←

その後、Aはまた浮かんだら

危険だという事で待機

その他の皆は箒にまたいで

フーチ先生の号令を待っている

ピー

フーチ先生がホイッスルを鳴らす

その中、急に飛んだ生徒がいた。

皆焦っているが、Aは拗ねていて

全く気づく気配がない

「A！…A！！」

「？何よロン」

「あ、あれ見てよ」

「？…ネビル！！」