地雷 ページ8
『ここに来た時からずーっと睨んでたよね、気づかないとでも思った？信じてないでしょ、まぁ当たり前か。
高校生活ぬくぬくと育てられてねぇ、あんたらの尻拭いこっちがやってやろうって話なんだよ今は。
さっさと理解しろや「プロヒーロー」さんよ』
さっき止めてもらったのに、怒りがじわじわと漏れ出して溢れてしまった
やっぱり言いすぎたか、でもヒーローが最低なことには変わりない。
相澤「尻拭い？ぬくぬく？
うちの生徒たちがどんな思いで、どんな風に日々努力しているのかを知らないあんたらは俺たちを馬鹿にして、さらには護衛ですか……こちらこそ笑わせないでいただきたい」
根津「！…相澤くん！」
ほら、まるで正義感ぶった子犬みたい
キャンキャンキャンキャンうっさいなぁ
『いや 衝青「いやどう考えてもぬくぬくだろ、こんな無駄にデカい土地と整った設備に、正門のところはセンサーかな？いかにも大切そうに育てられてんね。
こっちは日々命懸けだってのお前らだって知らねーで馬鹿にしてんじゃねーか」 ……』
おっとこれは予想外
思ったこと全部一緒だけどセリフ取られたの気にくわん
伏黒「とにかく！先輩達一回落ち着いてください、どうせこの後五条先生が言ったように説明するんですから、そん時に話してください。疲れる…」
衝青「もし説明しても分かってもらえなかったら？」
五条「その時は任せるよ」
真衣「何しても良いってことね、了解」
五条「いや、加減はしてよ？？あくまで理解してもらえるようにって事だからね？」
『はいはい分かった、じゃあもう五条は帰っていいよ』
五条「え！なんでそんなに冷たいの！？」
伏黒「ぶっちゃけあんたが挑発したからこうなったってのもある」
『そーそー、相手が挑発を間に受けちゃったんだよ』
五条「えぇ！そんなー泣」
根津「と、とにかく一旦君たちにはそれぞれの教室に行ってもらうのさ！相澤くん！頼んだのさ！」
相澤「………はい」
カツカツと長い廊下を歩く
さっき口論したロン毛野郎の背中でまた別のやつと口論しているが、後ろの2人は呆れ顔だ
衝青「イケメン居てもお前じゃ落とせる訳ねーだろ」
『は？何人の男落としてきたと思ってんだよ、てかヒーローならイケメンでも流石に無理だわ』
衝青「いつお前が男を選べるような女になったんだよ、選ばれるんだよ分かってねーなー」
『お前も集まってくる女全員ブスじゃねーか』
相澤「…ついたんですけど」
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作者名：harru071 | 作成日時：2022年9月15日 17時
