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「すっげぇじゃん！！田中〜〜！バッチリだったわぁ！」
5本全て綺麗に受けることが出来た田中の背中を叩くと、嬉しそうにニカッと笑いピースを向けてきた。
それに応えるように俺も笑顔で親指を立てて、よくやった！、と伝える。
嬉しそうな笑顔に俺まで嬉しくなってしまって。
田中のレシーブ技術は決して低いわけではないが、今後勝ち上がっていくためには重いサーブを取れるように安定感を増させていくことも必要になる。
ただ、これは他の部員にも言えるわけで……
基本が出来ている選手は、癖を直したり、工夫をさせることで改善していけるし、それをひたすら繰り返し、体に馴染ませていけばいい。
しかし………
「次っ！月島っ！」
烏養の声にこの部の中で一番の長身で眼鏡をかけている月島が前に出た。
「……よろしくお願いします。」
先程から見ていると部活に対し、少し冷めたような感情を抱いているのか、あまり本気になっている様子は見られない。
……兄貴のほうは、熱っ苦しいくらいなのになぁ…
兄の明光を知っている俺としては、明光と弟の蛍との温度差に違和感を抱いてしまう。
………兄弟で、こうも違うもんかなぁ。
兄貴と何かあったのか？
損なことを考えている間に目の前の月島は、1本目のレシーブを何とか成功させるものの、上げたボールは必要以上に高い弾道を示していた。
「月島〜！ナイスレシーブっ！…よしっ次は…」
月島の腕の構えはやや高い上、必要以上の傾斜を付けすぎている。
まぁ、背の高い選手にありがちなのかもしれないけど……
俺は月島の背中側からレシーブの構えをとる両腕に、自らの手を添える。
「＿＿＿＿っ！？」
突然のことに驚いたのかビクリと跳ねる月島の体。
「あ、わりぃ。……ちょっと力抜いて…そうそう、そのままフラットにすることを意識してみて。うん…いいね。上手い上手い。」
月島の腕に添えていた手を腰へと移動させ、やや下方へと腰を落とさせる。
先程よりも低く、重心が安定したところで手を止め、体を離すと、ちらりと向けられた月島の視線。
「…………。」
「おー……いいね。その形。これで、いってみよう。…………繋心さーん、お願いしまーす！」
「あいよー。」
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haroki(プロフ) - 桜覇 春希さん» ありがとうございます！更新頑張りますp(^^)q (2015年2月11日 17時) (
レス) id: 40730f2243 (このIDを非表示/違反報告)
haroki(プロフ) - 霧時雨さん» 嬉しいコメントありがとうございます！！大好きだなんて本当に嬉しいです(//∇//)これからもよろしくお願いします！ (2015年2月11日 17時) (レス) id: 40730f2243 (このIDを非表示/違反報告)
桜覇 春希(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2015年2月9日 6時) (携帯から) (レス) id: 33bca1be37 (このIDを非表示/違反報告)
霧時雨 - この作品、大好きです♪ とても面白いです!! これからも応援させていただきます!!更新頑張ってください♪(WωT)←ｸﾛ (2015年2月7日 11時) (レス) id: 81dd617abe (このIDを非表示/違反報告)
haroki(プロフ) - カノlove ショタloveさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて本当に嬉しいです(＞ｖ＜)更新頑張りますので、今後とも応援してくださると嬉しいです☆ (2015年1月24日 0時) (レス) id: b2ef463a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haroki | 作成日時：2014年11月27日 21時
