6 game ページ7
はい、俺は今、逃亡しています。
え？何から？
そりゃ女の子たちですよ。
捕まったら最後、俺の紳士スイッチ入っちゃって相手してしまうからその前に逃走してます←
んで、逃げてきたのが屋上。
及川と岩泉も一緒だから、約５年ぶりの幼馴染全員集合。
「いいね、何か。やっぱ楽だわ。本当。」
突然の俺の言葉に目を見開く二人だったけど、すぐに口許を緩ませ笑顔を返してくれた。
俺もそんな二人に笑顔を返すと、そうだな、と岩泉。
だが、笑っていた岩泉の顔は一瞬にして眉間を寄せ、俺を見ている。
「…で、どうゆうことだ？一昨日話したときは、んなこと言ってなかっただろーが。あ？」
凄んでくる顔…怖いですよ？岩泉さん…？
「や、一たちのこと驚かしてやろーかなって。…ごめんな？」
「…ふん。おかげ様ですげービビッた。でも、むかつくから後で何かおごれ。」
「へっ！？…あー…はい…ワカリマシタ。」
俺は頭を下げて謝っているが、岩泉の表情は固いまま。怖いって、本当！
すると、今まで静かに俺の横にぴったりとくっついていた及川が口を開いた。
「……岩ちゃん、連絡取ってたんだ……。俺なんか１年以上連絡しても返事すら来なかったのに……ぐす」
静かに涙を流す及川に岩泉は苦笑し、かける言葉に悩んでいた。
俺はというと、ここまで凹ましてしまったことをさすがに申し訳なく思い、ごめんな、と謝りながら小さくなった背中を擦る。
「本っ当ごめん！！俺、向こうで結構忙しくて…ハイスクール入ってからは本当自由な時間とかほとんどなくて…いや、こんなん言っても言い訳だよな。……本当、すまん！！！！」
ちらりとこちらに視線を向けた後、及川は静かに俺に抱きついた。
俺は俯いた頭を撫でながら、ひたすら謝って。
「……なんで……何でそんな忙しかったんだよ」
ぽつりと吐き出された言葉。
「あ？俺、U−19の日本代表に選ばれてさ、部活の練習と代表の練習でこっちきたりとか、本当目まぐるしくてさ。」
「は！？！？U−19…！？日本…代表…？…つか、…こっち来てたって…？」
ガバっと勢いよくあがる及川のイケメン顔は目を見開き、唖然といった表情で、
俺は思わず困ったような笑顔になったしまった。
あー…墓穴掘ったな、これ。
＿＿＿＿＿dig a pit for oneself．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1474人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
苺姫 - とても面白いです。ただ1つ気になるのが…スーパーエースというポジションはないので「ポジションどこ？」って聞かれて「スーパーエース」って答えてる夢主はちょっとダサく見えます。かっこいいキャラなのでもったいないなと思いました。 (10月16日 16時) (
レス) id: 3da557d646 (このIDを非表示/違反報告)
時間ノア - ちょっw w男主無双しすぎだし更にカッコいいから読む手止まらんしｗｗｗｗもう色々最強すぎてしんどいです☆ (2021年12月28日 17時) (レス) @page1 id: eab5736fea (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - ありがとうございます！分かりました!描いたらTwitterに送りたいのですがやっていらっしゃいますか? (2020年3月19日 19時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
haroki(プロフ) - EMIKOさん» EMIKoさま、コメントありがとうございます！是非よろしくお願い致します(^^)v掲載には手続きがいるみたいなので、完成したらまた教えていただいてもよろしいですか？？お手間おかけしますm(_ _)m (2020年3月19日 14時) (レス) id: 37b3065325 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか？ (2020年3月19日 2時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haroki | 作成日時：2014年11月14日 12時
