241 game ページ2
＿＿＿インターハイ初日。
初めて踏み入れる東京体育館の建物を前に、青葉城西のメンバーたちは皆静かにその拳を握りしめた。ずっと、ずっとこの場所を目指し、長く辛い練習に耐え、悔しい想いも嬉しい想いも沢山してきたのだ。感慨深く様々な想いをそれぞれ抱きながら、一歩また一歩と足を進めていく。特に3年生たちは、特別な想いを抱いていた。それもそのはず、今までの２年間自分たちの努力は全て白鳥沢という強敵の前に打ち砕かれてきたのだから。
「……ついに来たか。」
東京体育館をまっすぐに見つめながら、緊張と興奮が入り混じったような表情の岩泉がつぶやく。及川はそんな岩泉にちらりと視線を向け、大きく頷きを返した。
「……うん。でもここに来ることだけが俺たちの目標ではなかったよね？」
にっこりとお決まりのイケメンスマイルを向けながら、問いかけてくる及川に、3年メンバーが顔を見合わせる。
「んなの決まってんだろ？“全国優勝”それのみだっつの！」
「そーだそーだ！せっかくここまで来たんだ。全国１になって宮城に凱旋しよーぜ。」
「全国優勝は白鳥沢もなったことないしね。……ってことで、よろしくね？A」
岩泉、花巻、松川から突然話を振られた俺は、少し目を見開き驚くが、すぐに口角を上げ笑って見せた。
「……あぁ、狙うは優勝1本だ。点取りは俺に任せろ。」
「ヒューっ♪かっこいいなぁ、俺のAは。ここから先は手加減なしで暴れられるしね。」
勢いよく抱き着いてきた及川に体が少し傾くが、ぐっとこらえその跳ねた頭をぐっと掴む。
「いいトスよこせよ？……まぁ俺はお前のモンじゃねぇけどな。」
「おいA、んなクソ野郎は放っておいて早く会場入んぞ。」
「なっ！？Aも岩ちゃんも及川さんの悪口ヤメて！」
「じゃーね、及川。お先〜」
「……ちょっマッキーまで！？置いてかないでー！！」
＿＿＿start!
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狼派(プロフ) - 続き楽しみにしてますうううううううううう！頑張ってください！神作をありがとうございます！ (7月22日 21時) (
レス) @page26 id: 7687561dfd (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - あぁぁぁぁ、めっちゃ気になるやん！続き、楽しみに待ってますわ。応援しとります。頑張ってくなはれ！ (2022年9月18日 16時) (レス) @page26 id: 257f098b04 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2022年3月27日 21時) (レス) @page24 id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2022年3月10日 13時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
山さん - ﾋｪ…………ついに稲荷崎戦来ましたね……ﾋｨｨｨｨ……銀鏡くんがカッコよすぎる……稲荷崎推しだからスゲェ嬉しい……更新待ってます← (2021年9月24日 2時) (レス) @page23 id: a9954d5378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haroki | 作成日時：2020年3月16日 2時
