234 game ページ25
「＿＿全国の舞台にAが立つということは、青葉城西の選手たちにとって経験したことのない注目を浴びることになりますよ。……彼の人気を侮ってはいけません。」
「？……それはどういう？」
「AはU19では世界一のスパイカー。………つまり、世界中のファンやスカウトが彼を観に来る、ということです。」
含みのある笑みをみせる雲雀田を、目を見開き凝視する入畑が無意識にごくりと唾を飲んだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
全ての練習試合も終わり、散々お世話になった体育館のモップがけも済ませると、俺たちは足早に体育館の外へと向かっていた。その理由はこれから開かれる予定である合宿最後の昼食会＿＿即ちBBQである。試合で暴れたりなかった分をサーブ練＋スパイク練で発散したことで俺の腹は先ほどから何か食わせろと主張している。同じく腹を空かせた青城メンバーたちも早く食事にありつきたいとソワソワしているようだ。隣を歩く及川は余裕を見せているつもりのようだが、先ほどから話題はBBQのことのみで、結局は俺たちと変わらない。
体育館外、BBQの会場につくと、既に来ていた烏野と森然、音駒のメンバーたちが準備を手伝っていた。早速俺たちも準備に加わり、雑談を交えつつ着々と準備を進めていく。
「＿＿お？A、お前らも来たのね。」
「よぉ、鉄朗。木兎たちはまだ来てないんだ？」
「ん、まだみたいだなー。つか、気が付いたら代表監督来ててビビったんだけど。」
「いや、それは俺らもビビったわ。な、一？」
「おー、まさか代表監督に練習見てもらえるとは思ってもみなかったぜ。」
「全く岩ちゃんはダメだなー。こういうチャンスにこそ、うまくアピールしていかなきゃだよ？及川さんなんてばっちり絶妙コントロールのスパイクサーブ、お披露目しちゃったもんね。」
誇らしげに言い放つ及川。典型的な青城の鬼(岩泉)の登場という流れのはずが、岩泉はわざとらしい溜息を吐くのみであった。
「何〜？岩ちゃん、及川さんのサーブが凄すぎて言葉も出ないのかな？」
「いや……ネットに当てるのもぎりぎりライン超えるのも確かに絶妙コントロールだな、と思ってな。」
「んなっ！？それ今言うとこ？！」
隣でギャアギャアと騒ぐ及川へ岩泉の鉄拳が下ることで、この場の終止符は打たれた。流石は、一。及川を黙らせる技術が半端じゃない。
＿＿＿Before the feast.
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雪マカロン - 好みにドンピシャにあってて凄く面白いです。1から7まで7週くらいするほど大好きです。続きまってます！ (2020年3月14日 7時) (
レス) id: 294dc32197 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - すっごく面白かったです続きが気になるので無理のない程度で更新して下さると嬉しいです(*^^*) (2020年3月10日 23時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
めあ - すっごい面白いです!!この作品大好きすぎます！更新待ってます!! (2019年11月30日 7時) (レス) id: 0ac1360618 (このIDを非表示/違反報告)
ナチ(プロフ) - 内容がヤバイ位ドンビシャです。応援してます♪ (2019年4月17日 18時) (レス) id: 1fe5fa25a0 (このIDを非表示/違反報告)
こと - 作品めっちゃおもしろいです！更新楽しみです (2019年3月23日 8時) (レス) id: ecf82d82cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haroki | 作成日時：2015年9月24日 22時
