story17 ページ17
「…っ」
バレた。なんで気づいたのかはわからないが、バレた。
これは要するにとてもまずい状況で…。
「先輩、言っておきますけど、バレバレですよ？どうして皆が気づかないのか知りたいくらい。」
これはもうどうにもならねぇな…。
「…あぁそうだ、俺は霧野蘭丸だよ。蘭香なんて奴はいない。」
これでいい。そう、これでいいんだ。変に言い訳するよりもよっぽど。
「意外とあっさり認めるんですね。まぁいいです。このことは他の人には言わないでおきますよ。」
淡々と話す剣城。皆に言わないでおいてくれるというのは俺としてもとても助かる。
「では、俺は戻ります。突然すみませんでした。」
「あぁ、気をつけてな…」
剣城はそれだけ言うと、俺に軽くお辞儀をして去っていった。
「…もうバレた…」
ベッドに倒れ込んで考える。
どうして剣城は俺が男だと気づいたのだろうか。
裸を見られた訳でも、特別何かあった訳でもない。それなのに何故、どうしてわかったのか。
うっかりなにか言ってしまった…とか？いやでもそれはないだろう。
じゃあなんで…？
「ま、いいか」
どこまで考えたってバレたことに変わりはない訳だし、剣城だって、言わないと言ってくれている。ならそれでいいだろう。
「…寝よ…。」
そう言ってから時間が経たないうちに、俺は意識を手離した。
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千佳(プロフ) - 蘭丸さん» ４ヶ月も留守にしていてすみません…やはり表記を変えた方が宜しいでしょうか…… (2013年12月11日 22時) (携帯から) (
レス) id: 1d2c46f024 (このIDを非表示/違反報告)
千佳(プロフ) - 陽哀嵐さん» ４ヶ月も留守にしていてすみませんでした(>_<)いえいえそんな！勿体なくなんてないです！ (2013年12月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 1d2c46f024 (このIDを非表示/違反報告)
蘭丸 - モノって・・・・・。 (2013年9月10日 8時) (レス) id: 6c09201f6a (このIDを非表示/違反報告)
陽哀嵐(プロフ) - この私にコメントなんて、なんて勿体ないッ← (2013年8月27日 18時) (レス) id: 461ac9188b (このIDを非表示/違反報告)
千佳(プロフ) - 陽哀嵐さん» ありがとうございます(´ω｀) (2013年8月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 1d2c46f024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姫初 千佳 | 作成日時：2012年3月19日 0時
