夜空色の君へ【br】 (ページ4)

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twinkle4 ページ4

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星が好きだった頃の記憶はもう殆ど無い。

ちゃんと覚えているのは

毎晩部屋の窓から星空を眺めては絵日記を書いて、望遠鏡で覗いて天体の本を眺めて、
“真っ暗な夜空にきらきら輝く星が大好きだった。”
ってことくらいでほんとに記憶がない

だから、なんで“星が好きじゃなくなった”のかは僕にわからない。

それにしても、Aちゃんって不思議な子だなぁ、
3年から部活に入って、何がしたいんだろう？

あ、別にそんなに悪い意味じゃないよ！？
ちょっと気になるなぁって、

ポロンという音とともにパソコンに表示された“シャークん”の文字

あ、今日ゲームの約束してたんだった

言っても部員は僕とAちゃんの2人だけだし、どうにかして仲良くならないとなぁ

…同じクラスって言ってたし、明日話しかけてみようかな

__________

あ、

次の日の朝、僕の隣の席にはAちゃんが座っていた。

「おはよう、、Aちゃん」

『…おはよう』

「隣の席だったんだね、そうだ！今日の1時間目って…」

待って、昨日この席空いてなかったっけ、？

『昨日は病院に行ってたの』

「え！なんで僕の考えてることわかったの！？」

『だって、考えてることが顔に出てるんだもん』

「ウソ！？」なんて言いながら誤魔化すけど、やっぱり僕って顔に出やすいのかな、きりやんにも前に言われた気がする…

『あと、1時間目は古典だよ』

ありがとう、と伝えて通学鞄から古典の教科書を取り出す。

僕だってわかる。Aちゃんも顔に出やすいタイプだ。きっと。

そして、僕は一つAちゃんの違和感に気がつく

何故か昨日と雰囲気が“あからさまに”違うこと。