夜空色の君へ【br】 (ページ2)

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twinkle2 ページ2

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「ぶるーく、新学期早々何やらかしてんのw」

新学期初日から先生に呼び出されて、おまけに金髪メガネに笑われるだなんて僕ってほんとにツイてないんだなぁ…

ね〜きりやん、そんなに笑わなくてもいいじゃん！

「あー、きりやん今日僕部活行かないから！」

「そんなに怒るなってwそれに行かないって、今日は部内リーグの日だから休むなって言われて…っておい！」

僕の名前を呼ぶきりやんを置いて階段を登る

僕だってほんとはそっちに行きたいし、

今日の試合楽しみにしてたのになぁ、

それにもう、好きになれないんだから

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幼い頃、星を見るのが好きだった。

毎晩部屋の窓から星空を眺めては絵日記を書いたり、望遠鏡で覗いてみたり、

家には星や天体に関する本がたくさんあったから、それを何度も何度も読んで…そんな生活を送っていた頃を思い出す＿

真っ暗な夜空にきらきら輝く星が大好きだった。

ここだっけ、

足を止めた先にあるもの

埃で酷く曇った窓、古びた木の扉、色褪せた看板

“天文部へようこそ”

いつのまにか僕の中から消え去った星への想い。

また好きになれると思って入部したけど、そうはいかなかったみたい

入部した同級生が居なかったこと、友達に誘われて兼部したバドミントン部の練習が忙しかった事もあって、1年の夏が開けた頃には幽霊部員になっていた。

てっきり退部扱いになってると思ってたのになぁ、

確か、先生に「新入部員が入ったから天文部を紹介するように」って言われたっけ、

どうせ僕みたいに来なくなっちゃうんだろうな