出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ45)

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バレンタイン編⑤ ページ45

ﾊｸﾞﾘｯﾄﾞ｢そろそろ下ろしてやったらどうだ。混乱しちょる｣

｢…………｣

ハグリッドの声を聞いてそれが私から手を離そうとした

足元も見えずに身体を離されたらどうなるかたまったもんじゃない……！！

『ぇ、まっ…やだっ……！！』

もしかするとどこかに落ちるかもしれない、そんな考えがよぎって慌ててそれに抱きついた

離していたため再び抱きついた場所がどこなのか分からないが先程よりも細いところに抱きついたようで、

そこは腕を回して抱きつくと軽々と1周してしまった

その為身体をより寄せて頭からそれに近ずいた

近ずいたためなにかふわふわ、筆のようなものが首を掠めて擽ったい

身を捩って避けようとするが落ちたくないためあまり意味を成さなかった

ﾙｰﾋﾟﾝ｢……………怖いならこちらへおいで、ほら｣

『ゃっ…』

ルーピン先生の声がして背後から誰かに抱き抱えられた

その時にふわっと甘いチョコのような匂いがした

そしてするすると目に当てられていた何かがとられ視界が一気に明るくなった

眩しくて目がなれるまで瞬きしていたが少しづつ目が慣れてきた

ﾙｰﾋﾟﾝ｢もう大丈夫みたいだ｣

声がする方へ顔を向けるとすぐそこにルーピン先生の顔があった

思っいた以上に近くて身体を反らせると一瞬の浮遊感とルーピン先生の焦った声がした

ﾙｰﾋﾟﾝ｢おっ……と、危ない。下ろしても大丈夫そうかな？｣

『ぇ？』

よく見てみると膝裏と背中にある何かの感覚、地面に足はついていない空中にいる感覚、そしてこの顔の近さ

抱き上げられている

そう分かった途端顔が熱くなった

『も、もう大丈夫です！！！////』

ﾙｰﾋﾟﾝ｢それなら良かった｣

飛び降りるように先生から抜ける

少しだけ距離を取ろうと後ずさりするとぽふ、と何かに当たった

なんだ？と思い頭をあげると＿＿＿＿

｢……………｣

『す、すみません………』

｢………あぁ｣

いつもの真っ黒、顰めっ面

スネイプがそこには居た

慌ててどいて、謝った

いつの間に来たのだろうか、気づかなかった

ｽﾈ｢…………我輩はもういいですかな？｣

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢そんなに急ぐ事もなかろう。少しの間だけじゃ｣

ｽﾈ｢………｣

『あの、なんでここに？』

空気が悪くなったのを感じ校長に聞いた

一刻も早くここから出ていきたい……