出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ43)

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バレンタイン編③ ページ43

ﾛﾝ｢何か知ってるのか？｣

ﾄﾞﾗｺ｢話を聞くまでのお楽しみだ。ま、僕たちからすればいい事だけどな。ロウェリスは嫌だろうけど｣

『……どういう意味だ』

ﾄﾞﾗｺ｢もうすぐ時間だ。僕は席に戻る事にするよ、じゃあ｣

言われてみると生徒が少しずつ戻って来ていた

聞くまでのお楽しみ………いい予感がしない…

ハリーたちはいい事、ときいてウキウキしているが私は真逆

項垂れることしか出来なかった

はぁぁ……と深いため息をついているとハーマイオニーが戻ってきた

ﾊｰ｢あら、どうかしたの？｣

『……気分がのらないだけだ』

ﾊｰ｢そう？？これから校長のお話よ、しっかりして｣

『はいはい……』

身体を起こすように言われ、ゆっくりと起こす

それから少し話していると先生も含め、皆集まったようだ

校長が全体を少し見渡し揃っていることを確認すると話し出した

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢突然の集まりによくぞ集まってくれた。就寝前になってしまったことを深く詫びよう。すまんかった。えー、なぜ皆に集まって貰ったか。気になっていることじゃろう｣

ﾏｸｺﾞ｢……ｺﾎﾝ｣

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢おっと、長話も良くないの。それでは早速本題に入るとしよう。分かっておる者もいると思うが今は2月じゃ。数日後、なにがあるか分かるかね？｣

その一言で食堂は割れんばかりに盛り上がった

女子の少し照れたような声、

男子の期待と、少しばかり緊張した声

あぁ、なるほど。今やっと理解した

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ｢ほっほっほ、皆わかったようじゃな。そう、バレンタインがある。自分の想いを伝えるのにうってつけの日じゃ。秘めた想いだけでなく、日頃の感謝を伝えるのも良いであろう。バレンタインは関係を気にせず過ごす方が良い。先生方も待っておるぞ｣

｢みな、思う存分楽しむように！！以上じゃ！｣

ウィンクしながら言うと生徒たちは一層盛り上がった

普段先生と関わるようなことがない生徒も、感謝を伝えることが出来るからだろう

ﾏｸｺﾞ｢生徒は自分の寮へ戻りなさい。それと……｣

｢くれぐれも風邪をひいてはいけませんよ｣

驚いた

あのマクゴナガル先生がイベントに乗り気だなんて

ロックハートはいつものように浮かれている、が

先生までもが賛成するように思えなかったからだ

スネイプは案の定顔を顰めているが……

嫌ではあるが私も同じ気持ちだ