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子どもの頃の話。（赤） ページ45
『だめっ！』
“ うるさい！Aなんか知らへん〜！”
近所の公園でノラ猫をいじめていたこの辺りで一番のガキ大将に、怖いながらに向かっていった。
半泣きになりながら。
それに怒ったガキ大将の手が振り上げられたとき
「A！！」
私の上に覆いかぶさったその声の人。
“ ふん！知らんからな！”
ガキ大将はそう言ってどこかへ行ってしまった。
「ったた、Aちゃん大丈夫？」
不安そうに見つめる黒い瞳。
同じくらいの身長なのに、私よりずっと大きく見えて。
『大丈夫、大ちゃんありがとう』
そうお礼を言うと真っ白な歯と左にだけある笑窪。
「Aちゃんのこと守れた〜！」
なんてはしゃいだり。
「これからも大ちゃんがAちゃんのこと守ったるなぁ？」
って指切りげんまんしてきたり。
私が大ちゃんのことを大好きな人と気づいた瞬間でした。
ねぇ。
ずっと、隣で守っていてくれる？
END.
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ともか(プロフ) - 玲奈さん» ありがとうございます！！ (2017年5月31日 22時) (
レス) id: 837f378846 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - めっちゃ面白いですねっ！ これからも応援しています！！！ (2017年5月31日 22時) (レス) id: 5edd7ed1b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともか | 作成日時：2017年4月6日 16時
