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「うわ、さむ」
重「はよ食べようや！」
「そうやな」
屋上の手すりにもたれてクリームパンを一口頬張る。
甘いクリームが口の中でとろけて少し幸せ。
重「まだ10月やのになぁ、」
「もうすぐ冬やな」
重「ほんっま早ない！？」
もう衣替えも終わって腕まくりをしていたシャツも袖を伸ばして、どんどん秋らしく冬らしくなった。
空は今日も青い。
そろそろ木も衣替えする季節だろう。
きっと気持ちも新しくなる。
「ひまやな、」
そう呟いて、上げていた目線も少し下げた。
ふと別棟の方を向くと一年生のホームルーム教室が見えた。
いいなぁ、若くて。
入学して半年ちょっと、まだまだ希望に満ち溢れて活気ある時期。
きっと毎日が楽しくて仕方ないだろう。
目に入った一つの教室、その中で談笑している女の子。
眼鏡をかけた暗めの茶色いボブ。
他の子なんて目に入らないのに、その子だけはずっと見てしまう。
またクリームパンを一口。
ガブっと噛んだとき、女の子がこっちを向いた。
その瞬間、距離は遠く離れているはずなのに目が合って、彼女は微笑んだ。
と思ったら、また談笑に戻っていた。
重「小瀧？どないしてん、んなボーッとして」
「やばい、落ちた」
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ともか(プロフ) - 一波さん» 幼馴染みと先輩のお話を書いた、ともかと申します。気付いてもらえて良かったです！コメントありがとうございました！！！ (2017年10月4日 17時) (
レス) id: 837f378846 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 濱ちゃんとのんちゃんのお話しがリンクしてるのが嬉しかったし､時系列が逆行してるのも素敵だなって思いました(^^)お話も3作品とも好きです♪個人的には1作目の濱ちゃんと幼なじみちゃんのその後が気になるなっと(^^)素敵なお話ありがとうございました♪ (2017年10月4日 6時) (携帯から) (レス) id: b00addc009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ともか x他1人 | 作成日時：2017年9月21日 18時
