八十二 ページ35
剣心は比古に奥義の伝授を受けていた。
ひと段落つき、休憩していた時比古が口を開いた。
比古「…時に剣心。」
剣心「何ですか？」
比古「あの娘は恋仲か？」
剣心「…何故？」
比古「聞いているのは俺だ。」
剣心「…そうです。」
比古「そうか、やはりな…。剣心、お前あの娘を幸せにしたいなら一緒にいるな」
剣心「！…何故ですか。」
剣心が目を見開く。
比古「あの娘、もとはかなりの剣の腕前のようだったが、もう刀を振るうことは恐らくできない。体のどこかの機能が著しく低い。このまま放っておくと死ぬ。それにお前の隣ってことは危険が伴い、刀を持たざるを得ない。そうではないか？」
剣心「…確かに、師匠の言う通りかもしれません。しかし、俺はもう愛する者を手放したくない。今度こそ…守り抜く。そう決めました。」
剣心が喘ぐように言うと比古は鼻で笑った。
比古「そうか、お前はそこまで自分に自信があるらしいな。」
剣心「はっ…違っ！！」
比古「いいだろう。お前を強くしてやる。俺だってあの娘を気に入った。易々と地獄へやる気はない。」
そう言うと比古は刀を握り直した。
比古「来い。」
剣心「…お願いいたします。」
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (
レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ！すみません、ありがとうございます！ (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜！このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚姫 | 作成日時：2016年5月28日 8時
