七十八 ページ31
しばらくして剣心は葵屋を出た。
Aは傷の治りが遅く、動けないでいたためここに残る事にした。
操「緋村ったら酷いのね!こんなに可愛い恋仲を置いていくなんて!」
『あははは…』
ーーーーーーーーちょっと前ーーーーーーーーー
剣心「な!何言ってるんだ!Aが治るまで俺はここにいるさ!」
『いいから行きなよ。私だって一緒に行きたいけど傷の治りが悪いんだ。無理に動かしたくはない。』
剣心「じゃあ治るまで待っているよ。」
『…そんな時間あるの?真実がいつ来るかわからないのに。師匠に会わなくていいの?』
剣心「しかし…」
『私は大丈夫だから。ね?治ったら直ぐに駆け付けるから。』
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『あれは大変だったなぁ。』
操「何が?」
『いや、別に。』
あれからまだすったもんだしてるもんだから相当日にちが経ってしまった。
操「さて、そろそろお昼だ。ご飯作ってくるね。」
『ありがとう。』
Aは操が出て行ったのを確認してゆっくりと起き上がろうとした。
『くっ…いっつ…』
痛みで再び横になった。起き上がれないのだ。
おかしい。ここまで治りが悪いとは。
そろそろ治ってもいい頃だ。
『…やっぱり剣術のせいか。』
相当体に負担がかかっている。そのせいかもしれない。
操「Aさん、ご飯持ってきたよ〜って、動いちゃダメだってば!何で動いちゃうの!」
『あっ…やべ。』
再びトライしようとしたところを見られた。
操「はいはい寝て!じっとしてれば直ぐに治るから!」
『はーい…』
ここは素直に従うべきだと悟った。
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時