七十六 ページ29
『剣心っ…早く始末をつけろ!じゃないと私死ぬ!』
操「…それ自分で言うことなのかしら。」
張「せやからごめんて。」
剣心「しかし…刀が!!」
青空「緋村さん!これを使こうてください!」
青空が一振りの刀を投げてよこした。
張「ええで。決着つけようや。」
剣心「…」
張「何したん。抜くのが怖いんか?」
剣心「…」
張「へえ?ええで。人を斬る喜びを忘れたっちゅうんならこのわいが教えたる。実践を踏まえてな!」
青空「伊織っ!!」
「伊織!!!」
青空夫妻が悲鳴に近い声を上げる。
『待ってっ…張…やめて!』
剣心「…」
Aが右足を引きずりながらも張の前に出た。
『悪ふざけはいい加減にしろ!張!』
張「あんさんにもう用はない。今殺したら志々雄様に俺が殺されるさかい…これくらいにしといたる。」
張はAの腹を思いっきり蹴った。
Aの体が吹っ飛ぶ。
操「Aさんっ!!」
それと同時に剣心が刀を抜いた。
張「かかったな!」
そう言うと張は攻撃を仕掛けてきた。が難なくかわされる。
張「なっ、何!?」
剣心「おおおおおおおっ!!」
剣心が刀をしまったと同時に張が倒れた。
操「緋村…?」
伊織「ごじゃる?」
剣心「…っ!!俺は…!」
張「ゔゔっ…」
剣心「!死んでいない…っ!!」
剣心が持っていたのは逆刃刀だった。
青空「父の最期の一振りが何故…」
操「誰か!Aさんを運んで!意識がないの!」
見れば、操がAの体を起こそうとしていた。
剣心「なっ…A!!」
『ゔっ…ゲホッゲホッ…』
剣心「しっかりしろ!A!」
『……剣心…?』
剣心「ああ、そうだ。大丈夫か?」
『ん、大丈夫…』
そう言って起き上がろうとした。が
『いっつ…!』
剣心「やはり、肋骨が折れているか…」
操「とりあえず運ぼう!」
剣心「ああ。」
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時