七十五 ページ28
(これは…マズイ。)
剣心が張と戦っているところを見てAは1人考えていた。
(私の逆刃刀もそろそろ古い。折れてもおかしくない…)
と、その時。
キィィィィィィィィィン
操「なっ、刀が!!」
『やっぱり…!!』
凄まじい金属音と共にAの刀の先が折れ、空に舞った。
剣心「っ!」
張「何や、刀折れてしもうたやないか。いい加減諦めなはれ。なんか見てて見苦しいで、あんた。たかが子供1匹に命張ってる場合やないやろ。」
剣心「…たかが子供1人でも拙者にとっては新時代の申し子。命をかけてもこの子を死なせはせぬ!」
剣心がそう凄むと、青空が突然走り出した。
青空「待ってろよ伊織!今助けてやるからな!」
張「見物客が何舞台に上がっとんねん!」
「あなたっ!!」
張が刀を青空へと向ける。が。
『張、やめろ。』
Aがいつの間に張の背後へ回り、刀の鍔元を持っていた。
Aの手から緋色の鮮血が流れる。
それすら目もくれないで張を見据えるその瞳は狂おしいほどに美しい。
張「…何やAはん。あんたも抜刀斎と同じか」
『まあ、そうよ。そしてあんたも剣心以上に見苦しい。』
張「うるさいわ!あんたと言えども容赦せえへんと言ったはずや!」
突然の逆上に反応しきれなかったAは張の攻撃を受けてしまった。
あの未だ治らず残っている右足の傷に
剣心「っ!A!」
『くっ…!!』
大量の鮮血が噴き出す。
そのままAはその場にしゃがみ込んだ。
張「…え?なんかごめん。」
「「『おい。』」」
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時