七十二 ページ25
操「いや!Aさん、注目するのそこじゃないし!」
『すごい切れ味ね。この技術なら…』
剣心「ああ。」
操「あれ!?無視!?」
剣心「奥方、すまぬが青空殿を呼んではくださらぬか。」
「わかりました、ですが…」
青空「お客さん、私が青空です。今日はどんなご用件でしょう?」
剣心たちが話していると裏から青空が顔を出した。
「あ、あなた…」
剣心「青空殿に刀を一振り、打っていただきたい。」
青空「…その用件、勘弁してくれないでしょうか。」
「「『!!』」」
剣心「…理由を聞いてもいいでござるか?」
青空「今はもう明治。侍が刀を置いたように、僕も刀鍛冶は辞めようと思ったんです。今の平和を守るために。」
青空は伊織を抱き上げた。
伊織は無邪気に笑う。
青空「平和は好きです。誰だってそういうものでしょう。」
剣心「…無理なお願いをしてすまなかった。では、達者で。」
剣心は踵を返して帰ろうとする。
それを操が追いかけた。
操「ちょっ…ちょっと緋村!あんた、刀どうするのよ!刀が無かったら戦えないのよ!」
剣心「平和に暮らしている人々にもう刀は必要無いのでござるよ。」
剣心が後ろを向くと青空夫妻は頭を下げ伊織は……………Aに抱きついていた。
剣心「おろ!?」
『剣心、助けてくれ。この子めちゃくちゃ力強い。』
伊織「お姉〜!」
青空「こ、こら伊織!迷惑かけちゃダメだろう!」
青空は必死に伊織を引き剥がした。
青空「すみません…」
『いえいえ、ただ…この子は大物になりますよ。』
Aは夫妻の笑いを誘うとにっこり微笑んで剣心たちの元へ来た。
『さあ、行こう剣心。もうここに用は無いさ。』
剣心「ああ。」
操「私もちゃんといるからね!?」
剣心「おろ。そうだったのでござるか。」
『気付かなかった…流石くノ一。』
操「ムッカー!!」
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時