六十五 ページ18
なんやかんやで外に出た剣心一行。
もうあたりは紅く染まり、綺麗な夕陽が望めた。
操「あんなに喜んじゃって…なんか釈然としないなあ…」
『仕方ないわよ。』
男の子「あんなのでも俺の村なんだ、良くなることを祈るよ」
剣心「して、この少年はどうするんでござる?まさか一緒に連れてはいけないでござるし…」
斎藤「ああ、暫くは時尾の家に預けておくさ。」
剣心「時尾?」
操「って誰?」
斎藤「……家内だ。」
剣心と操が弾け飛んだ。
Aはただひたすら『時尾さん可哀想に』と呟いている。
剣心「お、お前結婚していたでござるか!?」
操「こいつの奥さんってことは…」
剣心「菩薩のような人じゃないと無理でござる。」
斎藤「…まあ、とりあえず俺はいく。お前もさっさと抜刀斎に戻って京都に来い。」
その言葉で和んでいた雰囲気が一気に変わる。
しかし、それまたAの一言で空気が変わった。
『いいから早く行けば?愛妻家の斎藤一さん?』
操と剣心がまた弾け飛んだ
操「愛妻家なの!?」
剣心「意外すぎるでござる!!」
斎藤「A…覚えてろよ?」
『しーらない。』
Aは素っ気なくいうと両腕を着物の懐にしまい、さっさと歩き出してしまった。
剣心「な!待つでござるよ!A!」
操「待って!Aさん!」
斎藤「…はあ。」
呆れ返る斎藤であった。
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時