六十四 ページ17
(〜sideって付けるのやめます←)
しばらくAと話していた由美だったが、戦いが終わりそうになるとAに小さくまたね、と言い隠し扉を開いた。
志々雄「どうせやるなら花の京都と洒落込みたいもんだ。京都で待ってるぜ、先輩。……A。」
『…っ何？』
志々雄「お前が来るのを楽しみに待ってる。早く来いよ。」
志々雄と由美はそう言って奥の扉へと消えてしまった。
剣心「待て！志々雄真実！」
宗次郎「ヤダなぁ、僕と遊んでくださいよ。せっかく志々雄さんの許可が下りたんだもの。」
宗次郎が剣心の行く手を阻み、にこにこ笑う。
…宗次郎は、こんなににこにこ笑う子じゃなかった。
Aは密かに疑問を抱いていた。
初めて会った時から既ににこにこしていたが、ここまで自然に笑えてはいなかった、と。
(宗次郎は自分の中に己の負を溜め込んでる。)
その思考もつんざく様な音に断ち切られた。
見れば宗次郎と対峙した剣心の刀が無かった。
いや、
逆刃刀が折れていた。
宗次郎「あはは、刀折れちゃいましたね。これじゃ戦えないや。」
斎藤「そうだな。引き分けってとこか。」
宗次郎「えっ、あ、本当だ。凄いやこれじゃもう修復は無理だ。志々雄さんに怒られちゃうなあ。」
宗次郎は、刀を見る。折れてはいないものの、刃こぼれして使えない。
宗次郎「次会う時までに新しい刀、用意しておいてくださいね。それとAさん。…待ってます」
『！』
宗次郎の顔が一瞬悲しみを含む。
『っ…待って！』
思わずAは宗次郎を呼び止める
宗次郎「？はい。」
『あのっさ…私には宗次郎に何があったのかわからないけど、聞くことはできるから……溜め込まないで。じゃないと宗次郎、壊れちゃうよ…』
宗次郎「…だから僕は貴女から離れられないんだ…」
『え？』
宗次郎はボソリとつぶやき、志々雄たちの元へと帰って行った。
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (
レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ！すみません、ありがとうございます！ (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜！このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚姫 | 作成日時：2016年5月28日 8時
