五十九 剣心side ページ12
村は不気味なほど静かだった。
ここで一体何が…
『…っ!剣心…あれ…あの人達…』
剣心「!!」
Aの見ている方向を見れば、
男性と女性が一人ずつ、あの青年と同じようななます切りにされて吊るされていた。
『ひどい…これも尖閣が…?』
剣心「…志々雄真実……」
男の子「親父っ!お袋!」
『っ!さっきの…』
あそこで待っていろと言ったのに…
少年の声に反応してあっという間に俺とAは囲まれた。
男「お前ら余所者だな?余所者には死あるのみ!」
剣心「いつもなら怪我したくない奴はすっこんでいろと言うところだが今日はそういうわけにはいかない。全員叩き伏せるっ!!……A、泣かないでいいんだ。…泣くな。」
『…っ…うん…』
Aの大きな瞳から大粒の涙が零れる。
俺はAを横抱きにし、囲んでいる男達を飛び越えひとまず安全なところにやった。
剣心「ここも必ず安全とは限らない。俺の心配はしなくていいし、泣かなくていいから。自分の身は自分で守れ。」
『…うん。』
男達「お前ら、俺たちをコケにしやがったな!!許さん!!」
俺は男達の目の前に降りると秒殺でカタをつける。
すると
「余所者には…死あるのみ!」
そう言って操殿たちに刀を振り被る男。
この距離は流石に間に合わん…
どうする!?
「っ!ぐぁっ…」
男の苦しそうな声が聞こえたかと思うと倒れた。
見ればAが男の鳩尾に蹴りを入れていた。
操「!Aさん!」
『操ちゃん平気!?』
操「大丈夫…ありがとう。」
ほっと一安心したのもつかの間。
?「お前らこんなところで油を売っていたのか」
『げっ…』
煙草を吸い、不機嫌そうな顔をした斎藤がいた。
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時