二十八 剣心side ページ30
『あれは私が鳥羽伏見の戦いで崖から落ちたときね。』
聞けば、Aが気を失っているところを志々雄に助けてもらったんだそう。
初めは俺のところに来いと煩かったらしいが、付いて行けば俺を探せるかもしれないと思って志々雄の仲間になったらしい。
つまり…
『私は、剣心を探したかったの。それだけ。でも何だか嫌な方向に向かっていってる気がして勝手に出てきたの。』
剣心「なんだ…そんなことでござったか。」
『私、真実を殺せっていうなら殺せるわよ。あなたたち、それを剣心と私に頼みにきたんでしょ?』
薫「つまり、剣心とAさんに志々雄真実を暗殺しろってことですか。」
川路「まあ、そんなところだ。無論タダでとは言わん。報酬を渡そう。例えば…今迄目を瞑ってきた阿片密造の高荷恵の無罪放免…」
バンッ
恵「ふざけないで!剣さんとAさんの枷になるくらいだったら私は死刑台を選ばせていただくわ!」
薫「私たちは剣心とAさんを京都に行かせません。」
『2人ともありがとう。でも私は行くよ。』
「「「「「!?」」」」」
『真実と会ったときに私が首をはねておけばよかったんだ。後始末は自分でできるよ。』
大久保「すまない、銀華。脅したようで…」
『いいんだ、素直に謝るのはあんたに似合わない、堂々としててよ。内務卿?』
大久保「ああ。緋村も考えておいてくれ。一週間後の5月14日、もう一度来る。」
『じゃあ、私先に失礼するよ。』
そういってAはさっさと部屋に戻って行った。
薫「みんな、疲れたでしょう。今日はもう寝ましょう?」
薫殿の一言でみんなは解散した。
ラッキーキャラクター
緋村剣心
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柚姫 - ありがとうございます!凄く嬉しいです(*^^*) (2016年5月5日 16時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - すごく面白いです!これからも頑張ってください! (2016年5月5日 15時) (レス) id: 9586ad42cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月3日 1時