二十六 主side ページ28
私が目を覚ますと、剣心と斎藤が対峙していた。
私はゆっくり体を起こすとずきりと痛む頭をおさえ、道場の壁に身を預けた。
薫さんが泣いている。
斎藤「気が変わった。もう殺す。」
剣心「寝惚けるな。もう殺すのは俺の方だ。」
あの阿呆ども…何言ってんのよ。
『…薫さん、安心して。大丈夫だよ。』
薫「…っ…え?」
私は愛刀を持って2人が戦っている方をじっと見る。
薫「Aさん、まさかあなた…」
『心配しないで、これは幕末の戦いだ。私にしか止められないの。』
薫「で…でも!!」
斎藤「抜刀斎、これで終わりだ。」
剣心「ああ。」
2人とも刀を構える。
そして2人同時に飛び出した。
それと同時に走り出したAは目にも止まらぬ早さで抜刀し2人の間にしなやかに入り込んだ。
斎藤・剣心「「!!」」
ゴスッ
『くっ…』
Aは、剣心の攻撃は刀で、斎藤の拳は鞘で止めた。
しかし、剣心の刀はなんとか受け止めたが、斎藤の拳は剣の鞘を破壊し、Aの右肩に直撃した。
『おっ前ら…いい加減に…しろよ…寝起きの人にこんな無茶させてっ…』
剣心「A…。」
?「やめんか!!斎藤!!」
『お邪魔が入ったみたいだ。』
斎藤「チッ…」
『剣心…後でちょっと来い。斎藤は早くそのヤラシイ手を離せ。』
斎藤「ふん、またな銀華。」
『もう一生目の前に現れるな。』
?「斎藤!!」
斎藤「任務報告。緋村剣心は全く使い物にならん。だが、抜刀斎ならそこそこいける。それと、あんたらが探していた人斬り銀華。昔のままか、それ以上の強さだ。」
薫「人斬り…?あの伝説の女人斬り銀華がAさんなの…?」
?「すまんな、緋村。だがこれからの日本のためにお前の力量を測る必要があったのだ。」
剣心「そうか、真の黒幕はあんたか。大久保利通。」
大久保「銀華、ずっと探していたんだ。やっと見つけられた。」
『すいません、その話後ででいいですか。ちょっと寝ます。』
そう言ってAは崩れ落ちた。
剣心「っ!?A!?」
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なんか、Aさん寝落ち多いですねw
ラッキーキャラクター
緋村剣心
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柚姫 - ありがとうございます!凄く嬉しいです(*^^*) (2016年5月5日 16時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - すごく面白いです!これからも頑張ってください! (2016年5月5日 15時) (レス) id: 9586ad42cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月3日 1時