【るろうに剣心】ある優しい人斬りのお話。 (ページ24)

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二十二主side ページ24

絶対間違いない…この壁を壊すほどの破壊力。

彼奴がやったんだ…

っ…やだなあ、私。何震えてんの。

まだ怖いの？あんな奴。

しっかりしろ。私。あんなの怖くない。

怖くない……本当？

ガラッ

『っ！！』

剣心「A、左之助は無事だった。」

『なんだ…剣心か。…本当？それは良かった。』

剣心「なあ、A。」

『なんだい？』

剣心「これをやったのは間違いなく彼奴だ。」

『っ…分かっているよ。』

剣心「でも、俺は絶対守るから。安心していてくれ。」

『…ござるは？』

剣心「…でござる。」

『あはははははっ！…うん、頼りにしてるから。』

剣心「からかうなよ。…でござる。」

私の笑いはしばらく続いた。

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『あーっ！おっかしい！！あはははっ！』

剣心「っ…そこまで笑うか」

『あはっ…いひっ…うふっ…ごめん…えへっ』

剣心「…はあ。」

駄目だもう、お腹いたすぎ

弥彦「お前ら何笑ってんだよ。ほら、剣心、手紙来てるぞ。」

剣心「おろ、すまんでござる。」

『くっ…ござる…ぷははははははははははっ』

やばい、ツボにはまった。

弥彦「？変なの。」

剣心「はあ…」

大きな溜息をついて剣心は手紙を見る。

剣心「っ～！Aっ…これは…」

『っ！』

一瞬で場が凍りつく。

その手紙の主は

斎藤一その人だった。