気になるあいつ 青in楽屋 ページ21
青side
廣瀬A。
あいつがメンバー入りして一年過ぎて、
だいぶ馴染んできたなって思う。
(ゆうても俺は…
お前を認めておらんからなぁ‼‼‼
やって…俺のポジションに近いとこおんねんで？
可愛いキャラは俺の特権やろ？
30過ぎのおっちゃんやけど…
俺はな、
ずっとお花畑キャラでいたいねんっ‼
普段着でもスカート履いてまう可愛い章ちゃんでいたいねんっ‼)
「あ、あの〜」
「あぁん‼⁉」
ガン飛ばしながら振り向いた目前には廣瀬。
俺よりちっさいこいつが俺を見ると、
必然的に上目遣いになる。
きゅんっ
(か、可愛
「いいわけあるかぼけぇぇぇっ‼‼‼」
(あっぶな…今なんか危なかったわ…)
緑「ヤスうるさい‼寝られへんやん‼」
「あ、ごめん。」
「安田さん、僕、何かしました？」
「廣瀬さぁ…」
「はい。」
「俺、嫌いやねん。」
「はい。」
「は？聞いとった？
俺、お前が嫌いや言うとんねん。」
「はい。」
「お前、何ニコニコして聞いとんねん⁉
なめとんのか⁉」
「え⁉いや、そんなことないです。」
紫「おい、ヤス。
何お前そんな絡んどんねん。」
赤「えらい荒れとるやんけ。」
「やって、廣瀬が…」
「僕が？」
「俺のポジション狙ってんねんもん。」
「はい？そんなつもりないです。」
「あるやん。
いつも可愛さ振りまいとるやん。」
「えぇ⁉
そう、ですか？
それは…ちょっと嫌ですね…」
紫「何？お前可愛い言われん嫌なんか？」
「好きじゃないです。」
紫「背ぇ小さいやつの特権やんか、なぁヤス。」
「安田さんは可愛いですよ。」
「お前に言われるとほんま腹立つわ。
やから、嫌いやねん。」
「僕は好きですよ？
安田さんが僕を嫌いでも。」
(ぅっ…そんな笑顔で言わんといて…)
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作者名：芹生 | 作成日時：2017年6月23日 11時
