・青さん ページ9
青side(前話 橙side続き)回想
生放送の番組が終わって楽屋に戻ると、
タマがおらへんことに気付いた。
(トイレ…にしたって長いやろ。
あれだけ攻撃受けてん。
どこかで泣いとるかもしれん…)
俺はそっと楽屋を抜けた。
他の出演者の楽屋を抜けて先に進むと、
わずかに声が漏れとる部屋を見つけた。
近づくとその部屋のドアが少し開いとるのがわかった。
悪いとは思いつつも、そっとそこから中の様子を覗いた。
(嵐のメンバーと…タマや。
…6人て知り合いなんやっけ？)
智「Aは…、いつもあんな思いしてるの？」
(きっと、さっきの一部ファンの事やろな…)
A「そう、ですね。
メンバーには、迷惑をかけてしまっていて…」
翔「そこまでしてなんであのグループにいるんだ？」
雅「Aがあんな思いしてるのに、
…誰も何もフォローしない。
それってどうなの？」
和「見て見ぬ振りしてんじゃん。」
潤「なんで…なんで誰も、Aを守ってやらないんだよ。」
自分自身を直接責められているようで、
その場から足が動かなくなった。
潤「…俺たちのとこ来いよ。
守ってやる。
あんな思いさせないように、
俺たちで守るから。」
松本くんがタマを抱きしめた。
「あれ？ヤスどしたん？」
廊下先から歩いてくる亮。
「しぃーっっっ！！」
「？」
亮は頭傾げながら俺の隣に立った。
「自分…望んでないんです。
彼らに守られることなんて。
ただそばにいたいだけなんですよ。
一番近くで彼らを感じていたい。
だから、自分が受ける誹謗中傷なんて大した事ないんです。
こんな言い方したら、
自分に対するアンチの方々に失礼なのかもしれませんが…。
私が足枷で彼らの足を引っ張っているのは重々承知なんです。
でも、彼らは責めたりしない。
黙ってそばにいさせてくれる。
…何も言わない彼らは、
とても優しい人達なんです。」
俺と亮ちゃんは顔を見合わせた。
(…なんで、なん。
なんで、そんなにもキミは…)
亮ちゃんが戻ろうって目で合図するから、
俺は後ろ髪引かれる思いでその場を離れた。
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芹生(プロフ) - ゆうき様、コメントありがとうございます。更新お待たせして申し訳ありません。作品出来次第、更新させていただきますね。 (2017年8月2日 7時) (
レス) id: a784c79873 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 更新、待ってます (2017年7月31日 23時) (レス) id: cd0c82d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
芹生(プロフ) - 起死回生様、コメントありがとうございます。応援して下さって本当に嬉しいです。 (2017年4月29日 18時) (レス) id: a784c79873 (このIDを非表示/違反報告)
起死回生 - これからも頑張って書き続けてください！応援してます( ´ ▽ ` ) (2017年4月29日 5時) (レス) id: 213e36fc05 (このIDを非表示/違反報告)
起死回生 - とても面白くって一気読みしました､､､(´；ω；｀) (2017年4月29日 5時) (レス) id: 213e36fc05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芹生 | 作成日時：2017年4月10日 8時
