My important place2 (ページ17)

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黒side

車から降りた田山は、ロビーの俺らを見るなり駆け寄ってきて頭を下げた。

見間違うてまうくらいサッパリした頭。

「本当にすみませんでした。」

赤「…いや、ちゃうやん、

どう考えても俺のせいやろ。

俺があんな事、…言うたから。

綺麗な髪…しとったんに。」

紫「おい、お前、ホンマに反省しとるんか？」

ガバッ
A「もちろんです！！」

勢いよく頭を上げて俺らを見た。

「は？…どしたん、その目。」

透きとおった灰色の右眼。

A「え、

あ…これは、生まれつきで…。

長年カラーコンタクトして、隠してたんですけど、

だいぶ負担があるみたいなので、少し休ませてあげようかと。

すみません、気持ち悪いですよね…」

近寄るヤスとマル。

青「わぁ～なに？？
めっちゃ綺麗やん！！」

橙「ホンマやぁ～猫みたいやぁ～。」

A「そう…ですかね。」

照れたように下を向いた田山。

黄「それも個性なんちゃう？気にする事ないやん。」

紫「せやせや。
ほな、これからみんなで謝りに行くで。

頭下げに行かなあかんとこめっちゃあるわ。」

A「はい！！」

おん、
やっぱその笑顔がお前には一番似合ってんで。