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紫side
俺一人の撮影が終わって、
ヨコ、次はお前やで〜なんて、
呑気に言いながらスタジオ脇へ戻ってくると、
(なんちゅうことになっとんねん。)
すばるの前で頭下げとる田山。
(またすばるがなんか言うたんか。
まぁしゃぁないなわな、
すばるが一番認めたないやろうし…。)
俺かて嫌やった。ホンマに。
気ぃ変わって早よ辞めんかな？なんて思っとった。
けど頭下げとるコイツの本気もわかったし、
熱意も伝わった。
認めて…やらなあかんやろ。
にしても今日のすばるはなんやねん。
なにがお前の癇に障ったん。
撮影中もイライラしとんのが伝わってくるし…
仕事に私情を挟むなっ！！って後でしばこう思うてたんやったわ。
「おい、すば
赤「………やってみぃや。」
「は？」
赤「どうせあれやろ…
デビューして、綺麗に着飾った姿まわりに見せて、
チヤホヤされたかっただけなんちゃうか。
お前の魂胆はなんて、わかってんねん！！」
A「そんなっっ、
それは違います！！」
ガタッ
バタンッッ
声を荒げたすばるに、
田山は頭を上げて必死の形相で否定すると、
走ってスタジオのドアから出て行った。
「ヨコ、早よ行け。
カメラマンさん待っとんねん。」
黒「あぁ…おん。」
「すばるなんやねん、さっきから。
仕事中やで？後にしい。」
ギィ…バタンッ
(あれ？もう、戻ってきよった。)
田山はすぐ戻ってきた。
そんで…
…そんで、
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作者名：芹生 | 作成日時：2017年3月16日 21時
