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「っあ"ーーーーっ！！」
ゴールテープ切った後、流石に地面に寝転んだ。すぐにグルッペンが突っ込んできて、俺の横に寝転ぶ。
「無理！もう無理！二度と走れへん！」
Aはと言うとぴょんぴょん跳ねてこっちに手を振ってきていた。軽く手を挙げるぐらいでしか答えられへんかったけど、まあ伝わったやろ。やっぱり笑った顔がよお似合うわ、お前は。
「……グルさーん」
「……なんや、ゲホッ」
お互いまだ呼吸は落ち着いておらず息は荒いまま。だから突然声を発した彼は軽く咳込んでからこっちを見た。
「あんた、途中減速したやろ。なんでなん？」
「…………」
既に体を起こして地面に座っている俺とは違って、グルッペンは未だ地面に寝転んだまま。俺が尋ねると彼は無言のまま汗をぬぐってゆっくりと体を起こした。
「……お前だって加速したろ。同じや」
目が合うと、ひどく不機嫌な顔で吐きすてるように言われる。
「ほーん、そうか。大変やなこれから」
「お互いな」
2人揃って同じ方向を見る。Aはもう選抜リレーの3位4位に見入っていてまたあの可愛らしい笑顔を────って笑顔？
「ちょ待って待ってトン氏、あの顔はあいつ────」
『待ってなにあれゾムめっちゃ速ない！？』
『黄団のアンカー陸上部部長なんやけど……』
『怖！ゾム怖！』
『あっすごい速さで追い抜いてゴール……3位緑団……』
Aの視線と共にすごいスピードでゾムが俺らの横にやってきた。
ああ、そういえばAってよう考えたら極度のミーハーやってんな…………
「ん？どしたんグル氏もトントンも変な顔して」
俺たちの横で緑のやつは素知らぬ顔して汗をぬぐった。
息すら乱れてないぞこいつとグルッペンは隣で呟く。それに対して俺は、ため息をひとつ。
「……トン氏、停戦して共闘するか？」
「んなわけあるかい」
「そうか俺もだ」
「なに？なんなん2人とも」
結局、俺らは死ぬまで内ゲバするんやろうなと思うわ。
最近しつこいテイストにしすぎて自分でも飽き始めてるので短編でも書こうかなと思います。zmめっちゃ書きたいのでzmzmすると思います。
【zm】The last Christmas lasts.→←↑
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もちえもん(プロフ) - 雛菊さん» はい！どの作品も言い回しや話の切り方、設定など参考になりますし大好きなので楽しみにしております〜(*´▽｀*) (2017年5月21日 9時) (
レス) id: 801b233da8 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - もちえもんさん» もちえもんさん！いつも本当にありがとうございます！上手く回収できていたら嬉しいです（笑）最近設定が重すぎたのでかる〜いものを書こうと思います〜 (2017年5月21日 9時) (レス) id: c858a49007 (このIDを非表示/違反報告)
もちえもん(プロフ) - 2度目のコメントですみません、本当に！素晴らしいお話をありがとうございました！！展開が読めず、更新される度にどうなるのかとワクワクしたものです。｢太陽を掴んだ｣という言葉が最初から読んできた身としてはたまらなかった…。ゾム楽しみですぅ…m(_ _)m (2017年5月21日 0時) (レス) id: 801b233da8 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - もちえもんさん» あああどうもありがとうございますご贔屓にして頂いて……！言葉選びは好きで試行錯誤をしていることなので、褒めて頂けて嬉しいです（泣）創作は切磋琢磨が1番だと思うので拙いながらも参考になるのであればどうぞご遠慮なく！こちらこそよろしくお願いします。 (2017年5月15日 1時) (レス) id: c858a49007 (このIDを非表示/違反報告)
もちえもん(プロフ) - お世話シリーズから何度も繰り返し読ませていただいていますが素晴らしいです、本当に。どの話もど好みで今書かれている話も本当に好きです。言葉の選び方が本当に大好きです。参考にしたいですが私の文章力では程遠い…！これからも愛読させていただきますm(_ _)m (2017年5月15日 1時) (レス) id: 801b233da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛菊
| 作成日時：2017年5月4日 9時
