【d】ぎすmemoGS【短編番外】

【番外編】感想戦 ページ21

※ノリも中身も深夜、めちゃくちゃ注意、まとまりもない。


「そんなこともあったね。」
「あったゾ。」
「………………」
「………………」
「…………それでこの話を突然私にしたのはどういうことなのでしょうか？」
「全部終わったら覚えとけって言ったやろ？Aちゃん？？」


ピシッ

そんな効果音つきで私の笑顔が固まった気がした。
対する相手は絶好調の笑顔である。


「ちょちょ、ちょっとお待ちくださいまし総統閣下。」

穏やかな昼間の休日の雰囲気が一転して緊張が走る。私にしか走ってないけど。
座ってる体勢を崩して後ろに後ずさると総統は立ち上がって寄ってきた。

「Aちゃん俺たち恋人同士だったよなあ？？」
「確かに恋人同士ではありますがわたくしと致しましては何となく世間の恋人同士とは違うように感じておりましてどちらかというと主従関係ではないかと思っております！！！」
「あっるえ〜？主人の命って絶対ですよね？？」
「ああああしまった！」

もうこれは逃げるしかない！！！
くるりと体を反転させて四つん這いになった。
立ち上がっている彼にどう頑張っても勝てないのは明らかだけどちょっとでも死ぬまでの時間を稼ぎたーーーー

「ふえっ！？」
「お前相っ変わらずくすぐりの類いは弱いな。安心した。」

後ろから背中をつーっとなぞられ体が仰け反った。


「くすぐりはもうやらんって中学の時言うてたくせに！！！」
「当たり前やろ！くすぐるたびにそんな声出されて男が持つと思っとんのか！！！中学時代自制した俺を褒めろ！！！！」
「ほっ褒めるわけないやろ！！」

最近総統は昔のそういう話に対して結構開き直ってくる。私にはわからなかったけどなかなか大変だったみたいだ。大先生曰く「生き地獄や。死んだほうがいくらかマシやで。」だそう。

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