【d】ぎすmemoGS【短編番外】

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「返すもんは纏めて返させてもらうぞ。」

どす黒いオーラを残したままニヤリと笑った。

次の瞬間、よくわからないぞわぞわとした感覚が走りびくんと肩が揺れた。


「ひゃあっ！」
「いい反応やな。」


電話口からは大先生の焦った声が聞こえる。
服の上からつーっと胸をなぞられていたようで先ほどのぞわぞわの原因はそれだった。

「何すんのグルちゃっやっ」

すかさず今度は耳元でリップ音がする。

「あっ…ちょっ！むりっ……！」
『ちょ！？グルちゃん何しとるん！！』
「なんで無理なんですかねぇ」
「〜〜〜〜〜っ！耳元やめっ」

いつも人に触れられないところに舌が這う感触と直接響いてくる水音にこれ以上ないくらい煽られて声が漏れる。
そこに総統のあの艶やかな低音で囁かれ、声を我慢する枷のようなものが一瞬外れかけた。


「大先生に聞こえるっ……！」
「聞かれるの嫌ならもっと我慢してみろほら。」
「っ！」
「大先生、聞こえんふりすんなよ。」
『……いやでも聞こえるんやけど。』
「いやでも？おかしいなあ、大先生のスマホミュート機能あったよなあ？」
『……………性格悪いで自分。』
「ちなみに、想像の中でもAを食うのは許さん。」
『生殺しの辛さ、あんたが1番わかっとるやろ……！！』
「おっと、長話が過ぎた。そろそろ失礼しよう。」
『おいまさかグルちゃんこの後ーーーー』
「言っとくが、Aで抜いたら、シベリア送りにするからな本気で。」


耳元でぷつっと通話が切れた音がした。



「さて、A。」

いきなり2人きりの空間に戻され部屋の中が酷く静かに感じた。


ニヤニヤと笑う総統に背中がぞくりとする。



「お前へのお仕置きはまだ終わらんぞ。」

さよなら…！私の休日の安寧と大事なもの……！！！









勢いで書いた駄文申し訳ありません。お目汚し失礼しました。暇つぶしだと思ってください。

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