花より団子より【沖田総悟】

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A「お兄さん！すみません！お待たせしました！」




そう言って真っ赤な団子の入った袋をくれた。








『わざわざ作ってくれてありがとございまさァ。
これは上司も泣いて喜びますぜィ。』









ふっ。泣いて苦しむ土方さんの顔が目に浮かぶ。
こりゃいいや。想像しただけで笑えまさｧ。









A「辛いモノ好きの上司さんが喜んでくれるといいですねっ！！」








俺の闇の企みとは裏腹に、純粋無垢な顔で微笑む彼女。







『お金、ここ置いておきやすね』







とお金を差し出せば、








A「お金は要らないですよ！ほんとお礼なので受け取ってください！あ、あと普通の団子も入ってるので、それはお兄さんが食べて下さい！ほんの気持ちなので！！」






袋を見ればみたらし団子も入っていた。







『感謝しやす。…また食べに来やすねィ。』








ついそんな事を言ってしまった。
素直にまた来たいと思ったのだ。







A「はい！お待ちしてますっ(^^)」








よく考えりゃ、もうこの時からアンタに恋焦がれてたのかもしれやせん。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



屯所へ帰り、土方さんに団子を差し出せば、
「珍しく気がきくなー」なんていいながら団子を持って部屋へ帰っていった。








土方「総悟ぉぉぉぉぉ！！」








そのあと屯所内に土方さんの声響き渡ったのはいうまでもない。

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