悲しい事実と恨み ページ38
DN『ヌナ!!』
『おはよチャニ、みんな…少しぶり』
クプスヒョンと肩を並べて練習室に入ってきたAヌナ。
いつもの白Tに黒のスウェットじゃなくて紺色のワンピースを着ていて、珍しく生足を露出している。と言っても膝下だけど。
(てか、肌白すぎ。日焼けは…あの生活じゃしないか)
SG『なんでそんな女の子のお洋服を着てるんですか!?』
JN『ヌナ可愛い〜』
『腕使えないとズボンに着替えるの大変なの…ってブ・スングァン、しめられたいの?』
SG『ヒィイッ!いつものヌナだ!!お帰りなさい!!』
DK『Aヌナ…腕痛いですよね?連絡くれないから、心配してたんだよ?』
HS『ギプス重そう…どのくらいで治るの?』
ここに居ないシュアヒョンとジフニヒョン以外の11人に囲まれて、質問責めに合うAヌナ。
ちょっと困った顔で一つ一つ返答すると、優しく笑った。
『みんな心配かけてごめん。見ての通り元気だから。
ね、ハニ』
JH『…ッ』
『私のせいで怖いくらい静かだって聞いたけど、なんか痩せたんじゃない?むしろ大丈夫?』
JH『…るせーよ』
『ハニ』
JH『…』
『ありがとう。もう、大丈夫だから』
この1週間、練習もレコーディングも身が入らなくて、ひとり異様な雰囲気だったハニヒョン。
Aヌナを見つめる目は今にも泣き出しそうで。それを見たクプスヒョンがAヌナとハニヒョンに耳打ちをする。
(あれ、2人で行っちゃうの?)
無言でヌナのリュックをクプスヒョンから受け取ったハニヒョンが、ヌナと一緒に練習室を出て行く。
それを呆然と見てたヒョンたちは、扉が閉まると同時に一斉に不満を口にした。
MG『ちょ、クプスヒョン!あれどういうことですか!?』
MH『俺たちだってAヌナともっと話したいのに…ずるい』
SC『あーぐちゃぐちゃ言わない。ほら、ストレッチはじめっぞ』
DN『ヒョン』
SC『ん?どうした、チャニ』
DN『ヌナ、戻ってきますよね?』
SC『?』
DN『ヌナ、怪我が治ったら、また僕たちと一緒に居てくれますよね?』
見慣れない服装に、痛々しい腕。
少し生まれた不安が、拭えなくて。
SC『何言ってんだ、当たり前だろ?』
DN『…でも、』
SC『俺たちはAが居て完成するんだ。Aが居なきゃ、俺たちじゃない。あいつが居るから俺たちがいる…そうだろ?』
そう言って僕の肩を軽く叩くヒョン。
優しい笑顔に、なぜか僕が泣きそうになった。
***
ハニのターン…
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Marine - ジスペン死にかけです…いや、というかすっごくいいです!好きです!みんなかっこよくて…! (2019年6月23日 6時) (レス) id: 3909a143f6 (このIDを非表示/違反報告)
ANA(プロフ) - きょうかさん» きょうか様。コメントありがとうございます!私的にジョッシュの顔面が大好きなので、キュンキュンさせてやろうと思います。笑 (2018年7月15日 19時) (レス) id: 9758bb3577 (このIDを非表示/違反報告)
ANA(プロフ) - きなこさん» きなこ様。コメントありがとうございます!ジスのターン始まりました!ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです!! (2018年7月15日 19時) (レス) id: 9758bb3577 (このIDを非表示/違反報告)
きょうか(プロフ) - やばいです。この展開、、、最後のジスが笑これからも更新楽しみにしてます! (2018年7月7日 1時) (レス) id: de8bd341cd (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 最後のジョシュアがかっこよすぎて、、 (2018年7月1日 19時) (レス) id: 6f49253a08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ANA | 作成日時:2018年6月16日 11時