元彼と先輩。【Ren，Sho】

私の部屋で。 ページ18

マ「あらやだ、本当に久しぶりじゃない！
Aとは別れたって聞いてたけど、もしかしてまたお付き合いしてるの？」

「してないよ笑
廉がうちの学校に入学して来て、また会う機会が増えて、今日は廉が家に来たいって言うから連れてきただけだよ」

廉「そうなんすよねー、
残念ながらまだ付き合ってないんすよー笑」

まだって何よ、まだって笑

マ「あら、そうなの？私は復縁大歓迎よ！」

いやいや、ママが付き合うわけじゃないんだから勝手に歓迎しないでー笑

廉「マジっすか！
ママさんが応援してくれたら百人力っすわ!!」

本気なのかふざけてるのか、廉の表情からは読み取れなくて、

「はいはい、廉、私の部屋行くよ！」

と、廉の細い腕を引っ張って、無理矢理私の部屋へ連行した。

廉は部屋に入ると、

廉「昔とあんまり変わってへんなー」

と部屋を見渡しながら呟いた。

「私さ、インテリアとか気に入るとずっとそれでいいって思うタイプだから、あんまり変わらないんだよね笑」

私が笑いながら言うと、

廉「じゃあさ、好きな人は？」

と、真剣な顔で廉が私に尋ねた。

「え？何が？」

廉「一回好きになった人は、ずっと変わらんかったりする？」

廉が私をまっすぐに見つめながら、段々と近づいてきた。

まぁ廉の距離感がバカなのは昔からだけど。

私を射抜くような眼差しに、何と答えればいいのかわからずに後ずさると、

ベッドに当たってつまずいてしまい、そのまま廉に押し倒されてしまった。

廉「なぁ、どうなん？」

そう言いながら、廉は私に顔を近づけてきた。

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