もう4番目なんて言わせねぇから!!【Yuta.K】

まずはあだ名で呼び合いたい。【Yuta side】 ページ9

優「今日の夜、Aさんと電話したいんですけど時間ありますか？」

ちゃんとアポは取っておかないとね。

なんせ俺、優先順位が4番目の男だからさ笑

「ん？別に大丈夫だよ」

相変わらずの塩対応だけど、電話出来ればこっちのもんなので、そこは気にしない笑



優「もしもーし」

「はいはい、どうしたの？
優太くんが電話したいなんて珍しい笑」

優「今日はAさんに、お願いがあって」

「ん？なぁに？」

優「優太くん、Aさんだとなんか距離ある気がするから、Aって呼んでいいかな？」

「うん、別にいいよ、好きなように呼んでくれて」

優「じゃあさ、Aも俺の事呼び捨てで呼んでよ？」

「優太、これでいいの？」

優「うん、なんかすげーいい感じ!!」

「なんか嬉しそうだね笑」

優「だって、これは、俺とAの仲良し計画の第一歩だからね!!」

「そう言えば、なんで電話したかったの？」

優「え〜、それ言わせちゃう〜？笑
そんなの、Aの声が聞きたいからに決まってんじゃん」

「はぁ？彼氏みたいな事言ってんじゃないよ笑」

え？彼氏みたい？

Aからそのワードが出てくる事に喜びが隠せなくてにやけちゃうじゃん。

これ、もしAの目の前にいたら、ただの気持ち悪い奴だろうな。

電話で気づかれないのをいいことに、俺の頬はずっと緩みっぱなしだった。

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