もう4番目なんて言わせねぇから!!【Yuta.K】

好きな人に会える喜び。【Yuta side】 ページ38

「私も優太に会いたい。」

え、マジで？

Aの気持ちが変わらないうちに、どうしても確かめたくなって、思わず電話していた。

優「本当にいいの？」

いや、良くなきゃ困るんだけどさ。

「うん。優太を信じる事にした。」

それは素直に嬉しい。

優「そっかー!!ありがとな!!」

その後、詳しい日にちと時間を決めて電話を切った。

ついに会えるんだなぁと思うと、ニヤニヤが止まらない。

やっと好きな人に会える喜びを噛みしめる。

出会った時は4番目くらいの男で。

あの頃は、4番目って言われたのが悔しくて、一番になりてぇー!!って思ってた。

でも、Aを本気で好きになって、今は何番目か知らねぇけど、あの頃より仲良くなれた実感はある。

そして、何よりも、Aが俺に会いたいと言ってくれた。

それがすげぇ嬉しい。

ただ、俺の言う好きとAの言う好きは、種類と重さが全く違うんだよな。

Aは、優太好きーって言ってくれるけど、俺が求めてる好きはその好きじゃないんだよなぁ。

優太の彼女になりたい!!

って言ってもらえる男にならないと。

まぁ、まずは会ってからだよな。

俺と会って後悔して欲しくないし、させないように頑張るから!!

だから、俺の事ちゃんと男として見て欲しい。

俺がAの事を大切に想っているのと同じくらい、

Aの中で、一番大切な存在になりたい。

俺の頭の中は、当日まで、Aと会う日の事でいっぱいだった。

ご対面。【Yuta side】→←私も会いたい。

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