もう4番目なんて言わせねぇから!!【Yuta.K】

警戒心無さすぎて心配なレベル。【Yuta side】 ページ31

先日の、優先順位1位の男からは、あれ以来パッタリと連絡が来なくなったらしい。

「私からも連絡しなかったし、

俺嫌われたなって察してくれたのか、

やれねぇ女なら用無しって思われたんだろうなー」

なんて、Aはまったく気にしてる様子も見せずに言っていた。

優「今まで一番だったのに寂しくないの？」

「全然。今思うと、そういう予兆はあったんだよね。

彼女いるから特別そういう事には飢えてないけど、Aちゃんとはしたいなって思うよ。

とか言われた事あったし。」

優「なんだよそれ。

つうか、そんな事言われてんのに、よくそんな奴に会おうと思ったな。

女の子なんだから、もっと警戒心持てって!!」

「だってー、その時は冗談で言ってるのかと思ってたんだもん!!」

だもん!!じゃねえよ。

まったく、気強そうなくせにそういうとこが抜けてて心配なんだよなぁ。

そう言えば、まだ2番目と3番目の奴がいるじゃん!!

そいつらは大丈夫なのか？

優「あのさ、ちなみにだけど、2番目と3番目は大丈夫なんだろうな？」

「どうかなぁ〜、なんかあんまり自信持って大丈夫とは言えないかもしれない…」

優「同じ立場の俺が言うのも変な話かもしんないけど、会う時は慎重にな!!」

「わかった!!

じゃあ、優太とは一生会わない!!笑」

優「いやいや、そういう事じゃねぇ!!

俺が一番安全だわ!!

人畜無害日本代表レベルだからなっ!!」

「冗談だよ笑 優太の事は信じてるから大丈夫」

ほら、そうやってすぐ警戒心無くすんだから。

どこか天然でつかめないくせに、

俺の事、どんどん好きにさせてくんだよなぁ。

それなのに、全然振り向いてくれないし。

今、Aの心の中には、どのくらい俺がいるんだろう。

せめて、出会った時よりも増えてたらいいなと思った。

俺んとこ来いよ。【Yuta side】→←．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す