もう4番目なんて言わせねぇから!!【Yuta.K】

彼女の答え。【Yuta side】 ページ4

俺が連絡先を書いたメールを送った後、3日経っても彼女からの連絡はなかった。

メールボックスにも返事はなく、

あーあ、せっかく仲良くなれそうだと思ったのになぁなんて、割りとガチで凹んでた。

ちょっと焦っちゃったかなぁ、と今さら思ったところで彼女から連絡は来ないんだろうけど。

はぁ〜、と大きなため息をついた時だった。

ピロン、とメール音が鳴った。

恐る恐る確認してみると、知らないアドレスからだった。

もしかして彼女？なんて、ほとんど期待せずにメールを開くと…

「遅くなってごめんね。
メールボックス内でやりとりしてる人の返事してたら遅くなっちゃって」

なんと、彼女からだった。

よっしゃー!!!!!!

と、人目も気にせず、その場でガッツポーズをした。

まわりの人に変な顔で見られたけど、今はそんな事どうだっていい。

今だけは、彼女との縁が切れてなかった喜びを噛みしめたい。

逆転サヨナラホームランをぶちかましたような気持ちだった。

優「メールしてくれてありがとう!!
連絡先書いたせいで、もう嫌になっちゃったかなと思って諦めてたから、すっげー嬉しい!!
あ、俺、優しいに太いで優太って言います!!
これからは優太って呼んでくれたら嬉しいな」

嬉し過ぎて、やたらテンション高いメールをしてしまった。

「あはは、そんなに喜んでくれて嬉しいよ笑
実はメールするかちょっと悩んだんだけど、メールしてよかったよ。
私はAです。呼び方は優太くんにおまかせします笑」

Aさんかぁ〜、可愛い名前だな!!

つうか、メールするか悩んでたのか…。

でも、メールしてくれたってことは、少しでも俺と仲良くなりたいって思ってくれたんだよね、きっと。

そう思ったら、Aさんとのやりとりが、より楽しみになった。

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