． ページ47
式が始まる直前に、廉と同じテーブルに着く。
主役の二人が登場すると、招待客達から大歓声で迎えられた。
幸せそうに微笑み合う二人の姿に、私も幸せな気持ちになっていると、
廉「なぁ、Aも早くあそこに座りたくなったんちゃう？笑」
とニヤニヤしながら言ってくる廉。
「うん、何か幸せそうで羨ましいなって思いながら見てた」
廉「じゃあ、帰りに式場予約してく？笑」
「え？私まだプロポーズされてないんですけど？笑」
廉「結婚式までにはちゃんとするから、そこは心配すんなや笑」
「あーでも、私がOKするかわかんないよ？笑」
廉「オイ、何でお前が断んねん!!
回り見てみ？俺よりええ男なんておらんやろ」
「まぁ確かにそうだね笑」
そう思ったから、私は今廉と付き合ってるんだなと実感した。
そう言えば、先ほど一緒に受付をしていた新婦のお友達二人も、
"一番出会いがあるかなと思って、受付引き受けたのに永瀬さんが一番イケメンだったわ"
"確かに。そして結果、他の男が全部霞んで見えるっていうね"
と、ひそかに話していたのにも納得だ。
そして、キャンドルサービスでテーブルに玉森部長が来た時。
「部長、本日はおめでとうございます!!」
玉「ありがとう。
Aには色々お世話になったし、本当に感謝してる」
そう言って、耳たぶを指差しながら新婦さんを見た玉森部長。
その視線の先にあったのは、あの日いくつか見て選んだ中のピアスだった。
シンプルかつ上品なデザインで、ウェディングドレス姿の綺麗な新婦さんに、とてもよく似合っていた。
「あのピアスにしたんですね」
玉「うん。
彼女めちゃくちゃ喜んでたよ、ありがとうな」
「いえいえ、どういたしまして」
私と玉森部長が話していると、それを見ていた廉が、テーブルの下で私の手を握ってきたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 275人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひかる(プロフ) - 涼杜兄妹さん» お話に関係ないコメントすると削除されるらしいので、ボードやメッセージでもお気軽に話しかけて下さいね!!また、永瀬main書きたーいっ!! (2020年12月14日 22時) (
レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - これからもコメしますね！今回みたいに期間開くこと多いかもですが！ (2020年12月13日 11時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 涼杜兄妹さん» アザーッス!!私もコメントくれる涼杜兄妹さんが好きですよぉ〜(ノ´∀｀*) (2020年12月9日 23時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - もちろんずっと好きでいます！！ (2020年12月9日 22時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 涼杜兄妹さん» リアルでもわりと毒舌なんで嫌な人は嫌なんやろなって笑 あはっ、すきって言われたぁ〜(σ*´∀｀) ありがとうございます!!これからも頑張りますので、私の事はずっと好きでいて下さいね!!笑(厚かましい) (2020年10月22日 18時) (レス) id: a5e5ff503d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひかる
| 作成日時：2020年6月4日 2時
